相対的は「他と比べてという状況のこと」比較対象が存在しているときに、それと比べて特定のものを評価するようなケースで使っていく表現になります。
総体的は「全体と言える状況のこと」。
相対的の意味とはやや異なっている状況と言えるでしょう。
したがって、使用できる場面にも違いがあるのではないかと思われる状況です。
「相対的」の意味
相対的とは、他と比べてという状況のことです。
他と比べてどうかという判断をするときに使われる言葉になります。
相対的という言い方はそれなりにメジャーであり、多くが知っていると評価できる状況でしょう。
日常的に頻繁に使用されやすい可能性があるので、多くの人たちにとって馴染みを感じることがしやすいと思われるのです。
「総体的」の意味
総体的とは、全体と言える状況のことです。
全体を意味するようなシーンで使う言葉になるので、意味については相対的とは異なっていると言えるでしょう。
総体的という表現はそんなに使われないと言えます。
知名度はそこまで高くない状況なので、馴染みは感じづらい表現になると言えます。
知らない人もそこそこいる可能性があるでしょう。
「相対的」と「総体的」の用法や用例
「今回のテストの結果はイマイチだな。
前回よりは点数が上がっているから、相対的には評価できる状況ではあるものの、それでも満足はできないと言えるだろう。」
「総体的な評価をするならば、可もなく不可もなくといったところではないだろうか。
満足できる箇所もあるが、改善すべきと言える箇所もあるし、何とも言えない状況だろう。」
相対的と総体的は意味で区別ができる
相対的と総体的は読み方は同じですけど、意味には違いがあります。
したがって、そこに関して知っておきましょう。
また、両者は使用頻度に関しても違いが存在している状況です。
相対的はそれなりに有名な表現ですが、総体的は知名度はそんなに高くないので、どうしても総体的という言い方はあまり使われません。
そこは知っておきましょう。