適当は「程度がちょうどいいこと」。
本来は程度の良さを表している意味になりますが、マイナスのイメージで使われることもあります。
いい加減は「程度がちょうどいいこと」。
本来の意味は適当と同じようなものですが、こちらに関してもマイナスのイメージで使われることがあり、むしろそっちの意味で使われているシーンが多いと言えるでしょう。
「適当」の意味
適当というのは、加減などがちょうどいいことという意味で、本来であればいい意味で使われます。
適切であるという意味合いに近い言葉として使われることもあります。
しかし、おざなりや無責任という意味合いで使われることも実際あり、マイナスイメージを持った言葉ということも言えるので、かなり広範囲な意味を持っているのです。
「いい加減」の意味
いい加減というのは、加減がちょうどいいという意味で、意味としては適当に近いです。
しかし、適当同様にマイナスイメージとして使われることもあり、おざなりであるとか、無責任であるとか、そういう意味合いで使用されることが現実的に多くあります。
いい加減の場合には、むしろこういった意味として使用されるシーンの方が現実では多いのです。
「適当」と「いい加減」の用法や用例
「今日のサッカーの試合の先発メンバーとポジションは適当だと思う。
それぞれのメンバーが最も力を発揮しやすい状況と言えるのではないだろうか。」
「今日のふろのお湯はいい加減だな。
熱すぎることもなく、ぬるすぎることもないから、個人的にはベストな湯加減だよ。
今日は快適な気分でお風呂の時間を過ごすことができそうだ。」
適当といい加減は本来はいい意味
適当という言葉はいい意味で使われることもあれば、悪い意味で使われることもある言葉と言えますが、いい加減に関してはかなりの頻度で悪い意味で使われているでしょう。
しかし、いい加減は本来はいい意味も含まれており、そういった意味で使える言葉なのです。
適当に関しても同様ですが、こういった言葉は決してネガティブな言葉ではないのです。