オクシモロンは「相矛盾した言葉を繋げて言葉の斬新さを狙った語法のこと」。

「矛盾」と言い換えると分かりやすい。

矛盾は「辻褄の合わない内容のこと」。

「二律背反」と言い換えると分かりやすい。

「オクシモロン」は馴染みのない言葉ですが、言葉で斬新さを表現したい場合に良く使われる語法です。

「矛盾」は中国の故事から来ている言葉になります。

「オクシモロン」は撞着語法のこと

「オクシモロン」は撞着語法と訳されています。

「撞着」は「辻褄の合わないこと」を意味します。

「撞」は「撞球・ビリヤード」でも使い、「突く」という意味があり「突き当たること」から「矛盾したこと」と派生します。

「自家撞着」と言う言葉もあり、同一人物が話の前後で矛盾したことを言うことです。

余り使われる言葉ではありません。

「矛盾」は中国の故事

「矛盾」は中国の故事に由来した言葉です。

「どんなものでも貫く矛」と「どんなものでも防ぐ盾」を売る商人が、「その矛でその盾を突いたらどうなるのか」と問われ、答えられなかったという故事です。

どちらも本当の様な事があっても両立できないことを「矛盾」と言います。

例えば商品のタバコケースにタバコは有害と表示するようなことです。

「オクシモロン」「矛盾」の用例

「オクシモロン」の例は「雨だから濡れていこう」「雨が降りそうなので洗濯物を外に出そう」「健康になったので病院に行ける」「一昨日来やがれ!」「笑いながら怒れ」「甘いものを食べてやせろ」など相反する内容のことを続けて云うことです。

「矛盾」も「オクシモロン・撞着」と同じに使います。

「寒さに弱い高齢者が吹雪の冬山に行く」行為は「矛盾」したことなのです。

「オクシモロン」と「矛盾」とは

「オクシモロン」は「撞着語法」と訳され「矛盾した辻妻の合わないこと」と言う意味です。

二つの相反する内容の言葉を繋げて斬新さを出そうとする方法ですが、おかしいことはすぐに分かり多用は出来ません。

「矛盾」の方が日常的に使うことが多く、定着しています。

「オクシモロン」や「撞着」は意味が「矛盾」なのですが、ほとんど使われません。

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