軍隊は「軍人で構成されている部隊のこと」。
軍事力を備えた集団のことで、武器などを扱うことになっています。
自衛隊は「日本において、平和と独立、安全を守るために組織された部隊のこと」。
基本的には自衛隊という用語は日本において使われているものであり、海外では使用されていません。
海外では軍隊という言葉が一般的なのです。
「軍隊」の意味
軍隊というのは、それぞれの国において設置されるケースが多い部隊のことで、国の平和などを守るために組織されています。
主に武器を扱うことが多いですが、それぞれの国の経済力に依存するため、使うことが可能になる武器は国によって格差があります。
経済的に優れている国ほど高度な武器を持つことができる傾向にあるのです。
「自衛隊」の意味
自衛隊というのは、主に日本で組織されている軍隊のことです。
自衛隊においても武器を持っており、それによって日本の平和と独立、安全を守るという使命を持っているのです。
日本の自衛隊は、自衛隊法に基づいて設置されているものの、国際法上は軍隊と見なされており、日本の自衛隊は世界では軍隊にあたる組織ということになります。
「軍隊」と「自衛隊」の用法や用例
「世界の軍隊を見ると、使っている武器がそれぞれ異なっているのが分かる。
そして、その武器の質というのはたいていそれぞれの国の経済状況に依存することになっているんだ。」
「日本の自衛隊はその存在が正当なものかどうかたびたび議論されてきた。
日本の平和維持などに間違いなく貢献してきた軍隊ではあるが、憲法上の問題はやはり残っているのだろう。」
軍隊と自衛隊は呼び名が違うだけ
軍隊というのは世界的に使われている一般的な名称であり、自衛隊は基本的には日本でのみ使われています。
そして、言葉自体は違うものの、軍隊と自衛隊の本質的な違いはありません。
世界的にも日本の自衛隊は軍隊と見なされているので、日本における自衛隊というのは、それ以外の国における軍隊と考えていいということになるのです。