肉声は「機械を通していない、生の声のこと」。
その人が発したままの自然な声という意味で使われます。
たいていは昔の人に対して使われることが多いです。
地声は「その人の本来の声、普段の声のこと」。
特別な発声の仕方をするのではなく、普段話しているままの声を指す言葉です。
肉声の意味に似ていますが、完全に同じではありません。
「肉声」の意味
肉声とは、機械を通していない、生の声のことです。
その人本来の声という意味で使いますけど、たいていは昔の人に対して使うことが多いでしょう。
現在においては、すでに亡くなっているなどの理由で生の声を聞くことはできないものの、録音などによる声を聞くようなシーンで使われることが多いと思われます。
たまに使われる表現です。
「地声」の意味
地声とは、その人の本来の声、普段の声のことです。
その人が本来持っている声という意味で使う言葉ですが、基本的には普段から出している声という意味で使います。
例えば、声優の人たちは実際に仕事をするシーンで出す声と普段の声が違って聞こえるケースがあり得るでしょう。
そういったときには地声という言葉は使われやすいです。
「肉声」と「地声」の用法や用例
「この人に関しては、生前の肉声の録音がある。
したがって、当時の声を聞くことは可能だが、あくまでも録音だからな。
実際の声を聞いているという感覚ではないだろうな。」
「声優の人たちの地声を聞く機会があると、作品に出演しているときの声と同じ人もいれば、そうじゃない人がいることに気付く。
人それぞれ違う状況と言えるだろう。」
肉声と地声は意味がやや異なる
肉声と地声に関してはやや意味が似ています。
肉声は機械を通していない声のことで、マイクなどを使っていないケースで使う言葉と言えますが、地声は普段の声という意味で使う言葉と言えるでしょう。
全く同じではありませんが、似ている部分はあるので、そこは知っておくといいです。
どちらもたまに使われる言い方になると評価できます。