仮は「一時的な間に合わせのこと」。
「間に合わせ」と言い換えると分かりやすい。
仮初は「一時的なその場限りのこと」。
「その場限り」と言い換えると分かりやすい。
「仮」も「仮初」も「一時的」と言うことでは同じですが。
「仮初」には「軽々しい」と言う他の意味合いがあります。
「仮初」は「仮染め」から出た言葉と言う説があります。
「仮」は一時しのぎのこと
「仮」は本番ではなく、一時的なものを言います。
熟語、用例では「仮寝(うたたね)、仮装行列、仮定の質問、仮想敵国、仮名表示、仮病を使う、仮設住宅、仮設足場、仮性近視、仮面ライダー、仮設の証明」などがあります。
音読みは「カ、ケ」、訓読みは「かり、かす」となります。
「假」と言う漢字の略字として使われています。
「仮初」はその場限りのこと
「仮初」は「仮初の恋」と言うように「その場限りの一時的なもの、永続性のないこと」と言う意味になります。
「仮初にも」と使う場合は「わずかでも、少しでも、仮にも」と言う意味になります。
「仮初にも、そのようなことを言うものではない」と使い「仮初にも」の後に否定形が伴います。
「仮初」は「仮染、仮様」などが語源と言われています。
「仮」と「仮初」はやや異なる言葉
「仮」は「一時的」と言うことですが、「仮初」にも「一時的」と言う意味はあります。
他にも「仮初にも」と使う場合は「少し、わずか、決して」などの意味もあり否定形を伴います。
「仮」が付いていても意味は少し異なるのです。
また、「仮の恋」と言うより「仮初の恋」の方が、情緒を感じられるのです。
「成就しないことが分かっている一時的な恋愛感情」と言うものです。
「仮」と「仮初」とは
「仮」は一時的なもの」と言う意味で、「仮設住宅、仮設足場、仮定の質問、仮説の証明、仮面、仮装行列、仮想敵国」などと使います。
「仮にそうだとしても」「仮に考える」などとも使います。
「仮初」も「一時的」と言う意味似なりますが、「仮初にも」と使う場合は「少しでも、わずかでも」などの意味になります。
後ろに否定形の分が付きます。
「仮初にも口に出してはならない」と使います。