「旦那」は、召使が主を呼ぶ言葉、または、妻が夫を呼ぶ言葉です。
英語では「one’s master」「one’s husband」で表されます。
「旦那様、夕食ができました」は「Dinner is ready, sir. 」です。
「ハズ」は、「ハズバンド」の略です。
「夫」「亭主」という意味です。
英語では「husband」で表されます。
「彼女のご主人に会ったことがありますか」は「Have you met her husband?」です。
「彼女はがんで夫を亡くした」は「She lost her husband to cancer. 」です。
「私はまだ亡き夫を愛している」は「I still love my late husband. 」です。
「旦那」の意味
「旦那」は、以下のような意味です。
①仏教用語で「布施」を表したり、財物を布施する信者を表したりします。
「施主」「檀家」のことです。
②召使が主を呼ぶ言葉です。
③妻が夫を呼ぶ言葉です。
または妾や囲い者の主人を指します。
④商人・芸人などが得意客を呼ぶ言葉です。
⑤目上の男性を呼ぶ言葉です。
以下のように使います。
旦那様はいらっしゃいますか うちの旦那は出張中です
「ハズ」の意味
「ハズ」は、「ハズバンド」の略です。
「ハズバンド」は、「夫」「亭主」という意味です。
以下のように使います。
彼女のハズはやさしい ハズにも一度会ってください
☆husband
原義は「一家を治める人」→「主人」→「夫」のように変化しました。
名詞の意味は「夫」です。
他動詞の意味は「時間・金・資源などを節約する」「大切に使う」です。
「彼女は少ない貯金を大切に使う」は「She husbands her small savings. 」です。
「注意深く管理された資源」は「carefully husbanded resources」です。
☆旦・那の漢字
「旦」
字義は「あした・朝」「夜が明ける」「女形」です。
解字は「指事」です。
「指事」は、事柄や数などの抽象的な概念を象徴的に記号化して字形とする方法です。
「旦」は「日に地平線を示す一」で構成されます。
これらから「日が地平線から昇る早朝」を表し「朝」を意味します。
「那」
字義は「おおい」「うつくしい」「なんぞ・いかん」「於いて」です。
解字では、「?+?」で構成されます。
元々は地名を表す漢字でしたが、借りて、「なんぞ」の意味を表すようになりました。
「旦那」は 召使が主を呼ぶ言葉、または、妻が夫を呼ぶ言葉、 「ハズ」は 「ハズバンド」の略、「夫」「亭主」という意味です。
「夫」「主人」「亭主」「旦那」「ハズ」は、類語です。
「夫君」「宅」「内の人」「宿六」は、これらの言葉の関連語です。
共通する意味は「夫婦のうち男性の方・男性の配偶者」です。
「亭主」「旦那」は、本来敬意をこめた言い方です。
しかし、現在では、自分の夫を表す場合にはややくだけた意味合いがあります。
「主人」「亭主」「旦那」は「男性の配偶者」という意味です。
他に「一家の中心人物・世帯主」という意味もあります。
「ハズ」は、「ハズバンド」の略です。
やや軽い言い方です。
しかし、一般的ではありません。