朔日市は「毎月1日に位置が開かれること」。
「一日市」と言い換えると分かりやすい。
晦日市は「毎月月末の日に市が開かれること」。
「月末市」と言い換えると分かりやすい。
定期的な市が月何回も開かれることは全国にあったのですが、「朔日市」「晦日市」と言うのは月一回となります。
「朔日市」は「ついたち」と読んでいるそうです。
「一日市」のことになります。
「朔日市」は少ない
「朔日市」としては少なく「一日市」が大半です。
「朔日市」は「ついたち」と読み「一日市」は「ひといち」と読みます。
全国に地名で残っていますから、その日にかつて市場が開かれたことは間違いがないと思われます。
「朔日市(ついたち)」「一日市(ひといち)」「一日市場(ひといちば)」「一日町(ひといちまち
)」などとして地名に残っています。
「晦日市」といえば大國魂神社
「晦日市」は月末近く、または年末に開かれていた市場のことですが、「晦日市」として有名なのは東京府中市の大國魂神社です。
毎年大晦日の一日前から二日間開かれる大きな市です。
始まりは江戸前期と言われています。
主に正月用品となります。
同じようなもので年末に開かれていた「歳の市」も多く、大晦日近くなると開かれていました。
浅草の「歳の市」が有名です。
「朔日市」と「晦日市」の「朔」と「晦」とは
「朔」は月の最初の日のことで。
新月の日を言いました。
新月はこれから月が大きくなると言うことから「月立・つきたち・ついたち」と言ったのです。
「晦」は「暗い」と言う意味があります。
「朔日」の前日ですから、月は暗く、「三十日月・みそかづき」と呼ばれていました。
そこから「みそか」と言う言葉が出来、月末のことを「晦日」と言うようになったのです。
「朔日市」と「晦日市」とは
「朔日市」は月初めに市が立ったことから付けられてと思われます。
全国に「朔日・一日市・一日市場」などの地名が多く残っています。
「朔」は月が太陽に隠れて輝かない「新月」のことです。
「つきたち」と言い「朔日・ついたち」となりました。
「晦日市」は月末または年末に開かれていた市場のことです。
東京府中の大國魂神社の「晦日市」が有名ですが、同じような「歳の市」も全国的にあったものです。
「晦=三十日=さんじゅうにち=みそか=月末」となったものです。