「出入り・でいり」は、出たり入ったりすることです。

英語では「go in and out」で表されます。

「ドアから出入りする」は「go in and out at the door」「come in and out at the door」です。

「侯爵は宮廷への出入りを禁止された」は「The Duke was no longer received at court. 」です。

「出入り・ではいり」は、出ること、入ることです。

英語では「出入り・でいり」と同様に「go in and out」で表されます。

「怪しげな男が出入りしている」は「A suspicious looking man often calls at his house. 」です。

「出入り・でいり」の意味

「出入り・でいり」は、以下のような意味です。

①出たり入ったりすることです。

②人の家を終始訪れることです。

また、職業上の得意先とすることです。

③金銭の収入と支出です。

「計算」「勘定」と同じ意味です。

④超過と不足です。

「増減」と同じ意味です。

⑤地形が突き出ていることと入り込んでいることです。

⑥もめごとです。

悶着です。

「けんか」と同じ意味です。

以下のように使います。

政治家の家は人の出入りが激しい 出入りの多い海岸線
会社に出入りの業者 人が出入りする 出入り禁止 お金の出入り

「出入り・ではいり」の意味

「出入り・ではいり」は、以下のような意味です。

①出ること、入ることです。

出たり入ったりすることです。

②金銭の収入と支出です。

③過剰と不足を表します。

「増減」と同じ意味です。

以下のように使います。

ここは出入り自由です 人が出入りする 出入り禁止
空気の出入りする穴 あの店は子供の出入りするような店ではない
参加者は五・六名の出入りがあるだろう

「出入り」を使用した言葉

「出入筋・でいりすじ」
江戸幕府の訴訟手続きの一種です。

訴訟人(原告・告発人)と相手方(被告)とを出頭させ、対決審判の上判決を下す手続きです。

刑事・民事どちらにも用いられました。

「出入り場・でいりば」
愛顧を受けて足しげく出入りする家をいいます。

「得意先」のことです。

浮世風呂(2)に「わたしらが親方の出入り場の旦那どのさ」とあります。

「出入り・でいり」は 出たり入ったりすること、「出入り・ではいり」 は出ること、入ることです。

「出入り・でいり」「出入り・ではいり」「出入」「出し入れ」は、類語です。

共通する意味は「出たり入ったりすること、また出したり入れたりすること」です。

「出入り・でいり」は「出入り・ではいり」に比べ、人間以外の者には使いにくい言葉です。

「出入り・でいり」「出入り・ではいり」は、「総数でに二・三人の出入りがある」のように、「増減」を意味する場合があります。

また、「決算期、金の出入りが激しい」のように、「収入」や「支出」という意味もあります。

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