怪しい、疑わしい、いかがわしいの3つの言葉は日常生活で頻繁に使用しています。
訝しいは余り聞くことはありません。
言葉の全体の意味は大して変わりませんが、その時の状況によってどの言葉を使うかはケース・バイ・ケースとなります。
人は何か後ろめたいことがある場合では、この4つの言葉が心理的に引っ掛かり頭から離れないこともあるでしょう。
「怪しい」の使い方
怪しいという言葉は『変な様子やいかがわしい、不気味で気味が悪い、疑わしい、信頼できない』の意味です。
日頃、堂々と行えば良いのに裏でコソコソと隠すような振る舞いをしているのは傍から見ると『何か怪しい』という心理が働きます。
人間の心理では疑念を持ちざるを得ません。
このように相手が変な仕草でいることを察した場合では疑うのは世の常です。
「疑わしい」の使い方
疑わしいという言葉は『事実かどうか疑わしいや訝しい、不確実だ』の意味です。
例えば、結婚している男性が浮気をして配偶者に浮気をしていることを疑われた時に使われることがあります。
女性の勘というものは疑いを見破るのは、お手のものだと世界中で証明しています。
このような例は日常茶飯事ですので、どこの家庭でも起こり得ます。
「訝しい」の使い方
訝しいの言葉は『疑わしいや怪しい、不審に思う』という意味です。
日常生活の会話では余り馴染みがありません。
『人を見たら泥棒と思え』という諺があります。
昼間の住宅地で住人で無い人間がキョロキョロと見回しながらうろついていれば不審に思うのは当たり前です。
しかし、その人を見て訝しいとは言いません。
普通なら怪しいという言葉を口に
するのが普通です。
「いかがわしい」の使い方
いかがわしいの言葉は『疑わしいや信用ができない、道徳上や風紀上よろしくない、素性があいまいである』という意味です。
いかがわしいはメディアでよく使われます。
例えば、ラブホテル街で未成年がうろつくと『いかがわしい場所』に成人ではない人間がいるので保護して欲しいなどと地域の防犯協会に通報が行きます。
外国語だとストレートなものの言い方ですが日本語では曖昧な言い方で使用されることが多いです。
理由としては性に対して隠そうとする日本の習慣が関与しています。