先方は「少し前の時間のこと、相手のこと」。
このような意味で使う言葉なので、複数の意味が存在していると言えます。
でも、たいていは後者の意味で使われるでしょう。
前者の意味のときにはさきがたと読みます。
相手方は「相手の方のこと」。
つまり、自分たちの方ではないという意味で使います。
相手側である点を強調したいときに使う表現です。
「先方」の意味
先方とは、少し前の時間のこと、相手のことです。
前者の意味で使うことはあまりないです。
基本的には後者の意味になります。
したがって、基本的には相手のことを意味する言葉として使用されると思っておきましょう。
また、先方という表現は仕事において使われやすいと言えるので、そこについても知っておくといいのではないかと評価できます。
「相手方」の意味
相手方とは、相手の方のことです。
こちら側ではなく、相手側という部分を強調したいときに使う言葉になります。
だから、割といろいろなシーンで使う表現になるでしょう。
先方の一部の意味とほぼ同じであるので、そういう意味では似た意味の言葉であると評価できると思われます。
特定のシーンではどちらを使ってもいいと言えるでしょう。
「先方」と「相手方」の用法や用例
「今はまだ詳細は分からない。
先方から連絡があるはずだから、それがきたら伝えられると思う。
それまではちょっと待っておいてほしいと思うんだよ。」
「今回の問題はこっちの事情のみならず、相手方の事情もあるから、解決の仕方は非常に難しいと言えると思うんだ。
とりあえず1度話し合ってみた方がいいんじゃないかと思うんだよ。」
先方と相手方はほぼ同じ意味の言葉
先方と相手方はだいたい同じ意味の言葉です。
どちらも相手を意味する言葉であり、そんなに意味の違いはありません。
しかし、先方については、さきがたと読む場合もあり、このケースでは少し前の時間を表すことになります。
したがって、両者は全く同じではないので、そこに関してきちんと理解しておいてほしいと評価できます。