ちゃっかりは「自分の利益となるように、何気なく振る舞うこと」。
自分の利益を考えて行動する状況を表していますが、何気ない行為であるため、そういった部分が目立ちづらいケースで使っていきます。
抜け目のないは「準備が万端であること、手落ちと言える部分がないこと」。
つまり、ちゃんとしている、ミスが全く見られないなどの意味で使われる言葉で、雰囲気としてはちゃっかりに似ています。
「ちゃっかり」の意味
ちゃっかりとは、自分の利益となるように、何気なく振る舞うことです。
基本的には自分の利益になるための行動をきちんと行っている、準備がしっかりとしているという意味になります。
何気なくそういった行動をとれる人に対して使っていく言葉ですが、褒め言葉とは言い切れない面があります。
皮肉を込めて使われる可能性もある表現であると言えるでしょう。
「抜け目のない」の意味
抜け目がないとは、準備が万端であること、手落ちと言える部分がないことです。
ちゃっかりと同様に自分の利益となるように行動をきちんととっている、そのための準備が万端であるという意味で使われることもありますし、別の状況で使うこともできます。
したがって、それなりに多くのシーンで使用できる言葉と言える点が特徴になります。
「ちゃっかり」と「抜け目がない」の用法や用例
「こうしてお正月に先輩の家に来たわけだが、あいつはちゃっかりお年玉をもらっている。
こういったところに関してはさすがだなと思えて仕方ないんだよね。」
「こちらが準備はどうかと確認する前に、あいつの方から準備はもう万端と言ってきた。
あいつも抜け目がないな。
準備がしっかりとできている点は素晴らしいわけだが。」
ちゃっかりと抜け目がないは同じような意味として使うことができる
ちゃっかりと抜け目がないについてはどちらも準備がしっかりとしている、手落ちがないという意味で使われます。
したがって、両者はそれなりに意味は似ているのです。
ただ、ちゃっかりに関しては自分の利益となるようなケースで準備をちゃんとしている、何気なく振る舞っている場合に使用することが多いので、そこは知っておきましょう。