是非は「いいことか、悪いことかを問うこと」。
特定の物事に関して、善悪を問うような場面で使われる言葉と言えます。
かなり有名な表現になるでしょう。
理非は「道理にかなっていること、はずれていることの両方のこと」。
善悪に近い概念であり、いいことなのか、悪いことなのかを表すときに使用されやすい表現になるでしょう。
「是非」の意味
是非とは、いいことか、悪いことかを問うことです。
いいことなのか、悪いことなのかが確実に判明していないような物事において、その意見を誰かに聞くような場面で使用することが多い表現になります。
したがって、特定の場面でしか使わない言葉になるはずです。
是非という言葉は割と有名なので、実際に使ったことがある人もいるでしょう。
「理非」の意味
理非とは、道理にかなっていること、はずれていることの両方のことです。
理非の場合、いいか、悪いかではないので、そこは是非とはちょっと意味が違います。
でも、道理にかなっているか、はずれているかという言い方は善悪の意味に近いのではないかと思われるので、理非は是非にそれなりに近い意味を持っていると言えるはずです。
「是非」と「理非」の用法や用例
「この問題の是非については、できるだけ多くの人たちから意見を聞きたい。
そうやっていろいろな人の意見をまとめたうえで、最終的な結論を出したいと思うんだ。」
「この問題を理非の側面から見ると、どう評価するべきだろうか。
道理にかなっていると言えるのか、言えないのか、そういった部分についての判断は難しいかもしれない。」
是非と理非は意味が似ている
是非と理非に関しては、それなりに意味が似ていると評価できます。
是非はいいことか、悪いことかという意味ですが、理非は道理にかなっているか、はずれているかという意味で使うのです。
だから、一見すると異なった意味に見えるものの、実は両者はそこまで意味は変わらないと評価できるでしょう。
似たようなシーンで使えます。