積年は「積もる年月のこと」。
いくつもの年月を重ねている状況という意味です。
だから、これまでそれなりに長い年月が経過しているというケースで使っていきます。
累年は「年を重ねること、何年にもわたること」。
こういった意味なので、基本的には積年と変わりません。
でも、累年という表現はちょっとマイナーであると評価できるでしょう。
「積年」の意味
積年とは、積もる年月のことです。
これまで多くの年月を重ねてきたという意味であり、特定の状況から非常に長い時間が経ったといった状況を表したいときに使われる表現になります。
積年という表現は現実ではほとんど使われないでしょう。
マイナーなわけではないものの、使用する人は実際はあまり多くないという言い方ができるはずです。
「累年」の意味
累年とは、年を重ねること、何年にもわたることです。
意味としては積年に近いと言え、同じような場面で使っていく状況が想定されるでしょう。
しかし、意味はほぼ同じでも、使用頻度まで同じとは言えません。
どちらかと言えば、積年の方がやや有名な言葉になるので、累年という言い方はそこまで使われません。
知名度に差があると言えるのです。
「積年」と「累年」の用法や用例
「あの日以来、あいつの存在を忘れたことはなかった。
積年の思いを今日晴らしてやる。
絶対にあいつに投げ勝って、俺の方が上であると証明して見せるんだ。」
「あの人と別れてから、相当な累年を過ごしてきたが、いまだに忘れることができない。
それだけ未練を感じているのだろう。
できることならばもう1度会いたいんだよな。」
積年と累年は意味はかなり似ている
積年と累年については意味はそれなりに似ている状況です。
どちらもある程度の年月を重ねている状態で使う言葉になります。
だから、これまで多くの月日が過ぎたという意味でどちらも使っていくのです。
でも、一般的には積年の方が有名な表現と評価できるでしょう。
こちらの方がよく使われやすい言葉であると評価できるはずです。