人々は「複数の人たち、多くの人たちのこと」。
人間を表す言葉ではありますが、1人ではなく、何人かいるときにそれらをまとめて表現する意味で使われる言葉です。
方々は「複数の人たちを敬う意味のこと」。
意味自体は人々と大して変わらないものの、対象の人たちを敬う意味が込められているので、そこは特徴と言えるでしょう。
「人々」の意味
人々とは、複数の人たち、多くの人たちのことです。
特定の1人ではなく、不特定多数の人たちを指すときによく使われる表現です。
具体的な人数に関しては、細かい定義はありません。
だから、いろいろな機会で使用することができるでしょう。
誰もが知っている有名な言葉なので、馴染みは非常に感じやすいと評価できるはずです。
「方々」の意味
方々とは、複数の人たちを敬うという意味のことです。
意味としては人々に近いですけど、こちらは対象の人たちを敬うという意味が込められています。
したがって、そういった部分についてポイントと言えるのです。
方々に関しては、日常生活のいろいろな機会で耳にします。
実際に自分で使ったことがあるという人もかなり多いと言えるでしょう。
「人々」と「方々」の用法や用例
「ここにいる人々はみんな就活生か。
こういう合同説明会ともなると、参加人数はかなり多くなるよな。
だから、どうしても会場はこうやってごった返すことになる。」
「自分たちの結婚式にこれだけの方々が集まってくれるとはな。
多くの人たちが祝福をしてくれているという意味では、これ以上ない思い出になったし、非常に幸せな思いだよ。」
人々と方々はやや意味が違う
人々と方々に関しては、ともに複数人の人たちを指す言葉であり、その点においては共通しています。
でも、方々については対象となる人たちを敬う意味があるので、その点において人々とはちょっと違います。
でも、意味合いとしてはかなり似ていますから、同じような場面で使うことができるという点は理解しておいてほしいのです。