見学は「実際に特定の光景を見て、それに関する知識を得ること」。
何かを見ている状況に対して使いますが、きちんと目的を持ったうえで見ているケースで使う言葉になります。
見物は「好奇心などを理由に、特定の光景を見ること」。
こちらは明確な目的があるというよりは、ちょっと気になるとか、そういう理由で見るケースで使う言葉です。
「見学」の意味
見学とは、実際に特定の光景を見て、それに関する知識を得ることです。
何かを見るという行為が見学に当たりますけど、ただ見ているだけではなく、目的意識がある場合に使います。
つまり、見ている光景から何かを吸収してやろうと思っているようなシーンで使っていくのが見学になるのです。
たびたび使われる言葉になるでしょう。
「見物」の意味
見物とは、好奇心などを理由に、特定の光景を見ることです。
状況は見学に似ているものの、見物の場合には目的が若干適当と言えるでしょう。
好奇心が理由なので、なんとなく楽しそうだからといった部分が理由になっています。
そういった部分があるので、見物はより日常的に行われやすい行為と言えるでしょう。
無意識のうちにやっている人が多いはずです。
「見学」と「見物」の用法や用例
「社会科見学は、建前としては社会のいろいろな人たちや何らかの光景を見て何かを学ぶという目的があるんだろうけど、子供のときにそんな気分にはなれないよね。」
「火災現場には興味本位で多くの野次馬が見物にやってくる。
こういう人たちがいると、単に邪魔だからやめてほしいと思うよね。
とはいっても、興味本位で駆けつけている以上、止めるのは無理だろうが。」
見学と見物は目的の違いが大きい
見学と見物に関しては、どちらも特定の光景などを見るという行為であり、状況としてはあまり違いは感じられないでしょう。
でも、見学は特定の知識を得るためなどの目的が存在していますが、見物は単に好奇心から見ているだけなので、そこに大きな違いがあるのです。
区別できるポイントは一応存在していると評価できると思われます。