弱さは「形容詞弱いが名詞化した言葉のこと。」
「弱い」と言い換えると分かりやすい。
弱みは「形容詞弱いが名詞化した言葉で、比較対象に対し劣位にあること」。
「劣位」と言い換えると分かりやすい。
形容詞は「い」がつきますが「み」がつくと違う意味合いになります。
また、「み」の付く形容詞は限られます。
「面白み・おかしみ・悲しみ・強み・すごみ・赤み」などがあります。
「弱さ」は形容詞「弱い」が名詞になった言葉
「弱さ」は「弱いこと」です。
「ここで弱さを露呈したな」「弱さを隠して空威張りをしている」「その弱さは命取りになるかも知れない」「弱さは補強できる」「弱さばかり目立ったしまった」「勝負ごとには気の弱さは禁物だ」「弱さを敵に悟られるな」「体力の弱さをカバーしている頭脳の明晰さ」「体力は申し分ないのに気力の弱さはどうしようもない」などと使います。
「弱み」は比較対象に対して「劣位」にあること
「弱み」も形容詞「弱い」の名詞ですが、「弱さ」とは意味合いが違います。
「弱点、劣位にあること」などの意味になります。
英語の「ウィークポイント」と同じです。
「君の弱みは何事にも機敏さがないことだ」「自分の弱みは良く分かっている」「弱みに付け入る卑劣な輩」「弱みがあるなら矯正しなさい」「人の弱みに付け込んだ犯罪だ」などと使います。
「弱み」は「弱さ」と違う意味
「弱み」は「比較対象に対して劣位にあること」です。
「背が低いことはバスケットボールでは必ずしも弱みとはならない」「バレーボールでも背がなくてもセッターでは弱みにならない」「人間関係では自分の弱みは知られたくないものだ」「性格的に弱みのある人はどうしても消極的になる」「誰でも弱みの一つや二つはあるものだ」などと使います。
「弱さ」と「弱み」とは
「弱さ」は形容詞「弱い」の名詞で「弱いこと」です。
「弱み」も同じく名詞なのですが、意味合いが若干違います。
「比較対象に対して劣位にあること、弱点、ウィークポイント」のことです。
自分の「弱み」は知られたくないもの、指摘されたくないものになります。
「弱みには付け入られるスキがある」「弱みは矯正する必要がある」などと使います。