ススキは「秋の七草のひとつで尾花や茅のこと」。
「尾花」と言い換えると分かりやすい。
オギは「ススキと同様の白い穂が特徴の草のこと」。
「白い穂」と言い換えると分かりやすい。
「ススキ」も「オギ」もイネ科の多年草で、秋になると白銀色の穂が垂れ下がり秋風になびくのが特徴で、外見は非常に似たものになります。
「ススキ」は草原に「オギ」は水辺に群生しています。
「ススキ」は秋の七草
「ススキ」は秋の七草になっています。
秋になると白銀色の穂ができ、風になびく様子が目撃されます。
尾花や茅と言われ昔から秋の風物詩になっています。
「幽霊の正体見たり枯れ尾花」はあまりに有名な俳句です。
昔の農家は屋根を茅葺きにしていましたから、農家の近くには茅場があったのです。
茅はススキも含む屋根材のことです。
「オギ」は「ススキ」の仲間
「オギ」はイネ科で「ススキ」と同じ仲間ですから、秋になると「ススキ」と同じように白銀色の穂を出し、風になびく姿も似ています。
水辺に群生しますから、河川敷には良く見られるものです。
東京の荻窪駅の線路際には今でも「オギ」が地名の由来として保存されています。
昔は窪地に群生をしていたと思われます。
「ススキ」や「アシ」と同様に茅葺きの材料でもありました。
「ススキ」と「オギ」の習性
「ススキ」は株立ちと言って稲のように株が発達してまとまって成長します。
「オギ」は地下茎が発達して地下茎から一本一ぽん太い茎が伸びる習性があります。
穂の色も違い、「ススキ」の白が濁った感じは「オギ」にはありません。
真っ白なのです。
群生する場所も「ススキ」の草原と「オギ」の水辺の違いがあります。
また、「ススキ」や「イネ・ムギ」に見られる針のような「ノギ」という突起が「オギ」にはありません。
「ススキ」と「オギ」とは
「ススキ」は秋の七草に選ばれているイネ科の植物で、「尾花・茅・萱」などとも言います。
秋風になびく姿は秋の風物詩になります。
秋の草原いっぱいに群生している風景は定番のものです。
昔から絵画や俳句、和歌などに登場していました。
「オギ」は水辺に群生する修正があり、穂がなびく様子は「ススキ」と間違える程似ています。