火急は「火が燃え広がるほどに急であること」。

急に何らかの出来事が起きるようなケースで使っていく言葉であり、一瞬で発生するようなケースが代表的と言えます。

危急は「危険が状況が間もなく訪れようとしていること」。

すぐにでもそうなりそうなケースで使っていきます。

つまり、急に特定の危険な状況が起きる場合で使っていくので、火急に近い意味を持っています。

「火急」の意味

火急とは、火が燃え広がるほどに急であることです。

火は確かに一気に燃え広がりやすく、大して時間はかからないこともあるでしょう。

そういった状況と同じように、すぐに状況が一変するというケースで使っていくのが火急です。

そこそこ有名な言葉なので、知らない人の方が少ないでしょうし、日常生活でも使える言葉になります。

「危急」の意味

危急とは、危険が状況が間もなく訪れようとしていることです。

ほとんど時間を置かずに、危険な状況になってしまうということで、急と表現できるという意味では、火急に近い意味になります。

ただ、火急と違って、危険な状況においてのみ使用する言葉と言えますから、全く同じ意味ではありません。

使用するシーンは限定されやすいと評価できるのです。

「火急」と「危急」の用法や用例

「そんな火急に言われてもな。

あまりにも急だったから、都合をつけるのは大変だよ。

でも、力になってあげたいから、なんとかならないか考えてみたいとは思うが。」

「大地震が起きると、地域によっては津波の心配をしないといけない。

まさに危急な状況と言える。

こういった部分は都心で暮らしている俺たちには想像もできない部分だが。」

火急と危急は意味はやや似ている

火急と危急に関しては、意味が多少なりとも似ていると言えます。

火急は単純に急であること、何の前触れもなく、いきなり何かが起きるようなケースで使います。

危急に関しては、危険な状況がすぐに発生するという意味であり、危険なケースという条件はつきますが、同じような意味と解釈することも可能なので、そういう捉え方をするといいです。

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