相手取るは「特定の人物を争いをする際に相手にすること」。
特に訴訟において使用される言葉であり、訴える相手を決めるようなシーンでよく使われる言葉になります。
渡り合うは「特定の人の相手になって切り合う、または争うこと」。
自分が別の人間にとっての相手になるので、そこは相手取るとの違いと評価できます。
自分こそが相手という点は重要でしょう。
「相手取る」の意味
相手取るとは、特定の人物を争いをする際に相手にすることです。
何らかの争いをする際に誰を標的にするかを考える際に使っていく言葉になりますけど、たいていは訴訟におけるシーンで使います。
つまり、訴える相手を特定するときに使用されやすいわけです。
ニュースなどではこの相手取るという表現はよく使われるので、見聞きしたことがある人は多いはずです。
「渡り合う」の意味
渡り合うとは、特定の人の相手になって切り合う、または争うことです。
他人が何かをするにあたっての相手が自分になるという意味であり、特に切り合う、争うシーンで使っていきます。
相手が自分に当たるという部分が大きな特徴なので、そこを特に覚えておかないといけません。
渡り合うという表現はたまに使われるので、しっかりと意味を理解しておきましょう。
「相手取る」と「渡り合う」の用法や用例
「今回はとんでもない大企業を相手取る裁判だからな。
かなり緊張するよ。
とはいっても、今回の問題の責任は絶対にこの企業にあると言えるはずだ。」
「まさかこの人と渡り合うことになるとはな。
争う相手としては非常に手ごわい感じで、一筋縄にはいかないような存在だから、しっかりと気を引き締めていかないと。
絶対に勝てるように頑張ろう。」
相手取ると渡り合うはともに争う意味で使う
相手取ると渡り合うに関しては、ともに争うという意味で使っていきます。
しかし、相手取るの場合はたいていは訴訟に関する争いであることが多いです。
でも、渡り合うはいろいろな機会で使うことができるでしょう。
そのため、使用する場面については両者で差があると言える状況です。
こういった部分は特に覚えておく必要があるでしょう。