愛蔵は「自分にとって好きなものを大切にしまっておくこと」。
何らかのものに対して使うことが多いですが、好きで大切にしているものであるという点が重要になります。
私蔵は「個人が特定のものを所蔵すること、何かを所蔵している状況のこと」。
個人が所有している、自宅などに保管しているものという意味であり、いろいろなものに対して使えます。
「愛蔵」の意味
愛蔵とは、自分にとって好きなものを大切にしまっておくことです。
本来はこういう意味で、コレクションするような状況で使っていくと言えるでしょう。
特定の書籍の中には、愛蔵版といったものがあり、コレクションを前提にして発売しているケースもあります。
そういうケースで特に見る表現であると言えるでしょう。
日常生活ではほとんど見ないと思われますが。
「私蔵」の意味
私蔵とは、個人が特定のものを所蔵すること、何かを所蔵している状況のことです。
何かを集めて保管しているという意味で使いやすい言葉です。
そのため、コレクションのような状況に対して使っていくことが可能でしょう。
しかし、私蔵という表現についてはそんなに多用されるものではなく、一般的にはほとんど見聞きしません。
あまり知名度が高くないと言えるわけです。
「愛蔵」と「私蔵」の用法や用例
「この漫画は今度愛蔵版が出るんだってな。
特別仕様として発売されるみたいだから、コレクションにはもってこいだ。
でも、それだけお金がかかってしまうんだけど。」
「この部屋には俺の私蔵と言えるものが多く保管されている。
どれも大切なもので、基本的には手放したくないし、売るつもりもない。
これを眺めているのが好きなんだ。」
愛蔵と私蔵はともにコレクションに対して使う
愛蔵と私蔵はともに自分にとってのコレクションと言えるものに対して使っていきます。
何らかのものを好きで集めている、保管しているケースで使用することが多いでしょう。
たいてい人は何らかのものを家の中に保管している状態のはずで、コレクションと言えるものを持っているケースは多いと思われます。
だから、どちらも使いやすいと評価できます。