偉観は「堂々とした素晴らしい眺めのこと」。
基本的には景色に対して使っていく言葉になります。
素晴らしいという評価が可能な場面で使用する点が特徴になります。
異観は「珍しい光景のこと」。
滅多に見ることができない眺めなどに対して使用していく言葉であるため、これ自体を使う機会も珍しいと評価できると思われるのです。
「偉観」の意味
偉観とは、堂々とした素晴らしい眺めのことです。
かなり壮観な雰囲気があるような、滅多に見られない光景に対して使っていきます。
同様の意味を持った言葉は他にもいくつかあるため、実際に偉観という表現を使用する人はかなり少ないと言えるでしょう。
でも、このような言い方があるという点は知っておくといいと思われるのです。
「異観」の意味
異観とは、珍しい光景のことです。
滅多に見られないような光景に対して使うので、偉観と似た面はあると言えます。
でも、異観については素晴らしいとか、そういう意味はありません。
そのため、自身が感銘を受けたとか、そういう部分に関係なく使っていくことができるのです。
だから、そういう部分は違いとして認識しておくといいです。
「偉観」と「異観」の用法や用例
「この眺めは本当に素晴らしい。
俺はこの偉観を見るためにここまで来たんだからな。
手間をかけた甲斐が本当にあったと言える。
ほかの人たちにも見せてあげたい光景だよ。」
「日本ではこういう光景は見られないな。
やっぱり海外に行くと異観を観察しやすい。
そういう意味では、本当に海外旅行は興味深いよ。
また来てみたいね。」
偉観と異観はちょっと意味が違う
偉観は素晴らしい光景という意味がありますが、異観は珍しい光景という意味があるので、両者は似たような意味ではあるものの、全く同じではありません。
でも、素晴らしい光景というのはそんなに頻繁に目撃できるわけではないので、結局は偉観も珍しいという言い方ができなくはないと思いますが。
要するに、意味は割と似ているということです。