クレマチスは「つる性で大輪の紫の花を付ける植物のこと」。
「テッセン」と言い換えると分かりやすい。
ノボタンは「小笠原諸島に咲く大輪の紫の花を付ける植物のこと」。
「クレマチス似」と言い換えると分かりやすい。
世界的には「ノボタン」の種類は多いのですが、日本では小笠原諸島と西南諸島、和歌山県の一部に生息するだけです。
どちらも紫色の大輪になることが似ています。
「クレマチス」はテッセン
「クレマチス」はテッセンと同じに扱いますが、厳密には異なるようです。
「クレマチス」の原種に近いものと言えます。
「テッセン」は比較的小ぶりで、白の花弁が大きく開き、中心に紫の雌蕊や雄蕊があります。
中には「クレマチス」と同じ紫の大輪を付け見分けがつかないものもあります。
日本ではよく似た「かざぐるま」と言う品種があります。
「ノボタン」は南洋性の花
「ノボタン」は「クレマチス」に非常に似ている花ですが、南洋性のため日本では限られた場所にしかありません。
紫の5弁の大きな花びらが特徴で、糸の様な雌蕊が印象的です。
夏から秋にかけて咲き、人気のある花です。
花は一日で散りますが、続けて咲き長く楽しめます。
暖かい場所が栽培には良く、吸収が良いと言って水をやり過ぎると根腐れの原因になります。
「クレマチス」と「ノボタン」は非常に似ている花
「クレマチス」の花は10cmから12cm位の大輪になります。
「ノボタン」の花の大きさはやはり「クレマチス」は同等位の花になります。
どちらも紫が中心になり、感じが大変に似たものになります。
紫の比較では「ノボタン」の方が印象的になります。
「クレマチス」は基本は紫ですが、いろいろな花の形や色があり、「テッセン」も含むとバラエティに富んでいます。
「クレマチス」と「ノボタン」とは
「クレマチス」はつる性で大きな花を付ける植物です。
「テッセン」と同じものと扱われますが、「テッセン」はやや花も異なり、厳密には別物になります。
「ノボタン」は大輪の紫の花を付けることで印象的なものですが、南洋性のため、沖縄や小笠原など一部にしか自生してしません。
「クレマチス」は紫、薄紫、ピンク、白、濃いピンクなど多様ですが、「ノボタン」は濃い紫のみです。