地平天成は「地上は穏やかで、さらに天下は安らかな時代が到来した状況であること」。
したがって、世の中が非常に平穏であるという意味で使われる言葉です。
あまりメジャーな表現ではありません。
内平外成は「国内がよく治まっていて、周辺の諸外国との関係も良好なこと」。
よって、世の中が非常に平穏であるという意味で使っていきます。
意味は地平天成に割と近いです。
「地平天成」の意味
地平天成とは、地上は穏やかで、さらに天下は安らかな時代が到来した状況であることです。
したがって、世の中全体が落ち着いていて、非常に過ごしやすい状況になっているということです。
多くが求めているような、平和な世の中という言い方がしやすい状況でしょう。
このような状態になっている世間は存在しますけど、地平天成という言い方はあまり使われません。
「内平外成」の意味
内平外成とは、国内がよく治まっていて、周辺の諸外国との関係も良好なことです。
国内が落ち着いているという点に関しては、地平天成にかなり似ています。
しかし、諸外国との関係もいいという部分もあるので、ここに関しても覚えておく必要がありますし、違いと言えるポイントでしょう。
一国のみで収まらないところがこの言葉における大きな特徴になってくるのです。
「地平天成」と「内平外成」の用法や用例
「この国もすっかり穏やかになったものだ。
地平天成と言えるような状況はやはり理想で、こういった落ち着いた暮らしをこれからもずっとしてきたいと思うんだよね。」
「内平外成のような状況だと、国内外でこれといった揉め事が起きないからいいよね。
非常に安心しながら毎日を送ることがしやすく、本当に理想の暮らしが実現しているんだ。」
地平天成と内平外成はともに穏やかな状態を表している
地平天成と内平外成はどちらも特定の国が穏やかな状態になっているケースで使っていきます。
そのため、両者はそんなに意味は変わらない状況となっているのです。
ただ、内平外成については国内のみならず、諸外国との関係も良好で、そちらに関しても穏やかな状況が確認できるという意味があるので、そこは覚えておくといいと思われます。
