えは「五十音の一行目4段の言葉のこと」。
「母音」と言い換えると分かりやすい。
ゑは「五十音の10行目4段に相当する旧仮名遣い文字のこと」。
「歴史的仮名遣い」と言うと分かりやすい。
「え」は片仮名では「エ」となり、「ゑ」は歴史的仮名遣いで「え」のことです。
「え」は漢字の「衣」から採られ片仮名は「江」から採られています。
「え」は「衣」の崩し文字から創られた文字
「え」は他の平仮名と同じように漢字から創られています。
片仮名も「江」からですが、どちらも比較的分かりやすいものになります。
「え」も母音の一つで日本語の中核をなす言葉です。
現代仮名遣いで「~へ行く」と言う場合、発音では「~え行く」となります。
また、日本語としても「え」を含む言葉は語彙の多い言葉になります。
「ゑ」は「惠」の崩し文字から創られた言葉
「ゑ」は歴史的仮名遣いにある文字で、奈良時代には「we」と発音され「e」とは区別されていました。
時代の流れとともに「e」に統一され、現代仮名遣いから外されています。
現代においては人名として使われています。
「ともゑ」「すゑ」などがあります。
例えば、昔は「つゑ・ほほゑむ・ゑさ・ゑぐる・ゑがく」などと使っていました。
「え」は現代仮名遣い、「ゑ」は歴史的仮名遣い
「え」は当然現代仮名遣いですが、「ゑ」は歴史的仮名遣いで現在は使われません。
パソコンのキーボードにもありませんから変換が必要です。
昔の「つゑ・ほほゑむ・ゑさ・ゑぐる・ゑがく」などは現代では「つえ・ほほえむ・えさ・えぐる・えがく」と「e」と発音するのです。
昔の小説家などは歴史的仮名遣いを大事にしていた人もいました。
「え」と「ゑ」とは
「え」は現代仮名遣いで「ゑ」は歴史的仮名遣いの文字です。
「え」は五十音の1行目第4段の文字で、「ゑ」は五十音の10行目第4段に相当する文字です。
「え」は「e」と発音しますが、平安時代は「ゑ」は「we」と発音していました。
しかし、「e」に統一され現代仮名遣いで使用されなくなりました。
ワ行にはそのような言葉が他にもあります。