依頼心は「他人を頼りにする気持ちのこと。」
「あて」と言い換えると分かりやすい。
依存心は「特定の人やものに頼る切る気持ちのこと」。
「頼り切る」と言い換えると分かりやすい。
「依頼心」は自分で何かを自主的に行うのではなく、他人を頼りにすること、あてにすることを言います。
「依存心」は依存する気持ちのことです。
「依頼心」はあてのこと
「依頼心」は人をあてにすることです。
人に頼る気持ちのことで、自分で出来ることもお願いしてしまうことです。
「余り依頼心が強いと自分がなくなる」「人は持ちつ持たれつだが、持たれつばかりでは依頼心が強く困る」「子供の頃は親に依頼心を持つものだが、成長すれば自主的にならないといけない」「依存が依頼心を生む」などと使います。
「依存心」は頼り切ること
「依存心」は人やものに頼り切る気持ちのことです。
物に頼ることは詰まるところ中毒症状になることで、「麻薬中毒」「ギャンブル中毒」「アルコール中毒」などになることです。
中毒になると抜け出すことが困難になります。
人に依存することも危険なことで、言いなりになることやその人がいなくなる時の反動などがリスクとしてあります。
「依頼心」が強くなると「依存心」も強くなる
「依頼心」が強ければ「依存心」も強くなります。
人を当てにすることやものに依存することが強くなると、自分の自主性が次第に失われます。
「過保護に育てたからか依頼心が強い子になってしまった」「親に依存するのは子供の時だけにしてもらいたい」「大人になっても依存心が強いのはマザコンかも知れない」などと使います。
「依頼心」と「依存心」とは
「依頼心」は人に頼る気持ちのこと、人を当てにすることです。
「依存心」は人や物に頼り切ることです。
「依頼心」も「依存心」も同じような気持ちですが、強くなると自分を見失い、中毒になることがあります。
人や物に頼り切ることは、自主性が失われるリスクが大きくなることですから注意が必要です。
「あの人がいなければ、これが無ければ」と言う状態は既に「依存心」が強くなっている証拠です。