震度は「地震の揺れがどのぐらい強いかを表す言葉のこと」。
「揺れ」と言い換えると分かりやすい。
マグニチュードは「地震の大きさがどれぐらいかを表す言葉のこと」。
「規模」と言い換えると分かりやすい。
震度とマグニチュードは程度により比例はしません。
揺れが大きくてもマグニチュードは小さい場合、震源が浅いことになります。
震度は地震で体感した揺れの強さを表すもの
「震度」は気象庁では震度0から震度7までの10段階を設定しています。
なお、震度5と震度6は強と弱の二つに分かれて表示されます。
「震度」は地震を感じました場所が体感でどの程度の揺れであったのかを段階的に表したものです。
震度6強以上が災害発生の目安になり、自治体によりましては災害対策本部が設置されます。
「マグニチュード」は地震の規模を表す言葉
「マグニチュード」の「マグニ」は大きさを「チュード」は程度を表す言葉です。
「マグニチュード」は1から8まで設定されています。
7は大地震、8は巨大地震と定義されます。
「マグニチュード」は地震の深度が浅い場合には数値が小さくても被害が出ることがあり、深度が大変に深い場合には巨大地震とされましても、地表の被害は軽微になります。
「震度」と「マグニチュード」は比例しません。
「震度」が最大規模の震度7でも「マグニチュード」は最大値とは限りません。
地震の発生した深さが影響しています。
「マグニチュード」の数値が小さくても被害が出てしまった場合、深度は極浅いことが多いのです。
逆に地表の震度が2程度の揺れでも大深度地震であったならば「マグニチュード」の数値が非常に高いことがあります。
「マグニチュード」の数値が1 異なるだけで地震の規模は32倍も違うのです。
地震は「マグニチュード」より「震度」が重要
「震度」は体感で感じますものですから、揺れが大きい場合はすぐに被害に直結してしまいます。
震度1、2程度の地震は毎日日本のどこかで発生していますし、体感もたいしたことはありません。
しかし、震度3くらいになりますと、少し身構えてしまいます。
「マグニチュード」は同時に発表されますが、体感と比例していませんので、余り、重要視はされない傾向にあります。