面従後言は「面と向かったときは媚びへつらうように従っているものの、陰ではいろいろな悪口を言っている状況のこと」。

面従腹背は「表面だけは服従するように見せかけて、内心では反対すること」。

したがって、意味としては面従後言とほぼ同じと言えるでしょう。

こちらも特定の人物に対する態度が表と裏では違うという意味で使用していく言葉と評価できるはずです。

「面従後言」の意味

面従後言とは、面と向かったときは媚びへつらうように従っているものの、陰ではいろいろな悪口を言っている状況のことです。

特定の人物に対して逆らうことはできないものの、よく思っていないような状況があったときに使っていく言葉と言えます。

このような状況は現実的に普通にありえるはずです。

同じことをしている人は普通にいるでしょう。

「面従腹背」の意味

面従腹背とは、表面だけは服従するように見せかけて、内心では反対することです。

面従後言にかなり似ている意味と言えますが、こちらは陰で悪く言っているわけではなく、内心では反対の姿勢を見せているという状況なので、面従後言とはちょっと意味が異なっています。

でも、本心を直接相手に言わない点は同じと評価できるでしょう。

「面従後言」と「面従腹背」の用法や用例

「この人は本当嫌いで、同僚と一緒にいつも悪口を言っているが、本人に対して逆らったら自分の立場が危うい。

したがって、とりあえず面従後言の姿勢を貫いていくとしよう。」

「本当は反対したいけど、逆らいづらい相手だけに、ここはとりあえず従っている振りをしていた方がいいだろうな。

面従腹背が世渡りでは重要なんだ。」

面従後言と面従腹背は意味はほぼ同じ

面従後言と面従腹背に関しては特定の人物に対してマイナスの印象を持っているものの、表面上はそういった部分を態度に出さないという意味の言葉になります。

したがって、両者はかなり似た意味の言葉と評価できるのです。

ただ、意味は全く同じではないため、それぞれの違いに関してちゃんと認識できるようにしておくといいでしょう。

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