工夫は、「効率の良い方法や成績などの評価が高くなる方法を考えること」。
つまり、行動するより頭で最適な方法を考えることです。
試行錯誤は、「色々試して何度も失敗しながら最適な方法や答えを探すこと」。
つまり、頭で考え、実際に試しながら最適な方法や答えを探すことです。
両者の違いは、最適な方法を見つけるのに行動をするかしないかです。
工夫」は、効率の良い方法や成績などの評価が高くなる方法を考えること
例えば、学校の先生の評価を上げようと仮定します。
その時に、教師が生徒に求める条件を考えます。
一つ目は、言われたことに素直に従うことです。
二つ目は、テストの成績が高いことです。
三つ目は、クラスの中心となって他の生徒と一緒に行動することです。
この例のように、自分に対して教師が評価を上げる最適な条件を考えることです。
「試行錯誤」は、色々試して何度も失敗しながら最適な方法や答えを探すこと
例えば、ゲームアプリを作ると仮定します。
自分が動いて欲しい方向と距離を歩くようにプログラミングします。
しかし、自分が求める方向とは逆の方向に歩きます。
歩く方向を逆にプログラムを修正します。
今度は、自分の求める方向に歩いたが、目標の距離に辿り着く前に止まります。
歩く距離を少し長くプログラムを修正します。
この例のように、色々試して何度も失敗しながら最適な方法を探すことです。
工夫」と「試行錯誤」の適切な使用について
両者の適切な使用を考えるのに最も重要なことは、問題の内容です。
問題の内容によって両者のどちらかを選択することが多いです。
例えば、数学の証明問題を証明すると仮定します。
証明問題を証明する時に重要なのは、最初にどのようなアプローチで証明するのか方針を立てることです。
頭で考えたことを全て試して、最適な証明を導くことは効率的ではなく模範的な方法でもないです。
したがって、この時に使用する適切な単語は、「工夫」です。
教育者として「工夫」と「試行錯誤」大切なのはどっち？
両者の内大切な方は後者です。
後者は、最適な方法や答えを頭で考え実際に試して導きます。
この実際に試すということが大切です。
客観的に見れば、前者よりも時間がかかります。
しかし、実際に試すことで新しい知識や技術、経験を積むことができます。
これらは、受験とは関係が無いので学校で取り組むことは少ないです。
けれども、今社会で必要とされているのは大量生産されたロボットサラリーマンやコピー人間ではなく、後者によって、得たものや姿勢が求められていると思います。