春雨は「春の季節に降る雨のこと」。
「雨」と言い換えると分かりやすい。
はるさめは「でんぷんで造られる糸の様な食品のこと」。
「食品」と言い換えると分かりやすい。
どちらも「春雨」と書きますが、食品の「はるさめ」は「春雨」の様に感じることから日本で名付けられた名前です。
中国にも「粉状」と言う同じものがありますが、原料は異なります。
「春雨」は春の雨
「春雨」は花見の季節にシトシトと降る春の長雨のことを言います。
別名「菜種梅雨」とも言い、桜が早く散ってしまう原因にもなります。
気温が低くハッキリしない曇り空が続き、時折雨にもなります。
「花冷え」の日も含み、すぐに回復する場合は良いのですが、意外と長びくこともあります。
前線が停滞することが原因となります。
「はるさめ」は食品
「はるさめ」は「春雨」と書き、天気の「春雨」に由来した言葉です。
製法が原料を細かい穴から湯の中に春雨の様に落とすことが「春雨」に似たように見えることから付けられています。
原料は日本ではイモやトウモロコシのでんぷんが多いようですが、中国や台湾では豆のでんぷんになります。
見た目少し違い食感も異なるようです。
「春雨」は「はるさめ」の様に細い雨のこと
「春雨」は細く、細かく音もたてずに静かに降る雨のことで、ずぶ濡れになることはない雨です。
「春雨じゃ、濡れていこう」と芝居の月形半平太が言うセリフもあります。
降る様子が、まるで「はるさめ」の造り方に似ているのです。
半透明のでんぷん生地を細かい穴を通して湯の中に流し込むことで「はるさめ」は作られるのです。
「春雨」と「はるさめ」とは
「春雨」は春に降る雨のこと。
「はるさめ」は「春雨」と書き食品のことを言います。
同じ名前なのは、製法が「春の雨」に似ているからです。
「はるさめ」は雨の「春雨」が名前の由来の食品です。
「春雨」とは桜や菜種花の季節に曇りが続き、小雨も降るぐずついた天気のことを言います。
「はるさめ」の原料はイモやとうもろこしのでんぷんになります。