頑丈は、「体や機械などが丈夫でこわれにくいこと」。
英語のタフは、「肉体と精神力が強く耐久性も高いこと」。
前者と後者の違いは、前者は人間だけではなく機械にも使用することができ、後者は人間だけに使用され耐久性以外にも肉体と精神の強さも含まれていることです。
英語で機械が丈夫であることは「ストロング」と言います。
頑丈は、体や機械などが丈夫でこわれにくいこと
例えば、自分が頑丈な人間であると仮定します。
自分の仕事は、建設現場の作業員で高卒から働いています。
夏の暑い日も冬の寒い日も仕事を続けています。
同期入社の大半の人は、体をこわしてそのまま退職しました。
しかし、自分は40年以上建設現場で働いています。
そして、病気やけがもしないで定年退職をしました。
このような人の体を頑丈と言います。
タフは、肉体と精神力が強く耐久性も高いこと
例えば、自分が総合格闘家だと仮定します。
対戦相手は、Aという今一番強いと言われている選手です。
第一ラウンドは、パワーも耐久力もAが勝っており、自分の打撃は効かずタックルする隙もなかったです。
第二ラウンド開始直後すぐにタックルしAを倒します。
残り1分の時間のところで自分は腕ひしぎ十字固を仕掛けます。
明らかに肘関節が決まっているのにAは、タップしないで耐え続けています。
残り時間も少ないので自分も肘関節を脱臼させる勢いで攻めます。
肘関節が脱臼した感触があったので、タップすると思ったがラウンドが終わるまでAは耐えきりました。
このような選手をタフと言います。
英語が自然と日本語のように使われているが日本特有の意味に変わっていること
日本語で予約をする時、アポを取ると言うがこれはアポイントメントの略で使用されています。
クレームは、日本語では苦情を言うことですが、英語では、はっきり主張するという意味になります。
スマートは、日本語では効率よく作業をこなすという意味で使用するが、英語では、賢いという意味になります。
テキストは、日本語では教科書という意味で使用するが、英語では本に書かれた文字部分のことを言います。
頑丈とタフの使い分け
今回は、日本語の「頑丈」と英語の「タフ」の使い分けで、前者は、人間や機械などに使用し、後者は人間にのみ使用するという単純な使い分けができます。
しかし、英語を自然に日本語のように使用する時は、日本特有の意味で使用されている場合があります。
これからは英語圏の人と話す機会が増えます。
その時にトラブルになる前に、本来の英語の意味を知っておくことは重要です。