山麓は「山のふもとのこと、傾斜がまだ緩やかである部分のこと」。

山の上の方ではなく、下の方を示す言葉と言えます。

山麓よりも上になると傾斜が一気にきつくなり、標高がどんどん高くなっていくと言えるわけです。

山裾は「山のふもとのこと、地形的にかなり広がっている場所のこと」。

山のふもとを指しているという意味では山麓に近いです。

でも、山裾はややマイナーな言い方です。

「山麓」の意味

山麓とは、山のふもとのこと、傾斜がまだ緩やかである部分のことです。

山の下の方を指す言葉であり、傾斜がほとんど存在しない、かなり進みやすいエリアであると言えるでしょう。

したがって、山登りをするようなケースにおいては、山麓と言えるエリアはかなり序盤であり、これからが本番といった言い方になると思われます。

山麓という言い方は山に関する言葉なので、日常的に口にする機会は多くありません。

「山裾」の意味

山裾とは、山のふもとのこと、地形的にかなり広がっている場所のことです。

山のふもとを指しており、傾斜がそこまでないところを指しているので、山麓に近い意味の言葉です。

しかし、山麓という表現は知っている人も多くいますが、山裾という言葉はどうしても知らない、聞いたことがない人が世の中に多くいると言えるでしょう。

「山麓」と「山裾」の用法や用例

「こうして山麓までやってくると、いよいよこの山を登っていくんだという意識になってくるな。

ここからは気を引き締めていかないといけない、そんな気分と言えるだろう。」

「山裾は地形的にはまだそんなに傾斜はないし、かなり広い場所だから、とりあえず休憩をする場所にはもってこいだ。

ここでしっかりと体を休めておくことが大切だろう。」

山麓と山裾は使用頻度に違いがある

山麓と山裾に関してはどちらも山のふもとと言える場所を指す言葉です。

地形的にもかなり似ているので、区別をすることは難しいと評価できるでしょう。

ただ、言葉自体の知名度には差があると言え、どうしても山麓の方が有名なので、それぞれの使用頻度の面においては違いを見出すことが可能でしょう。

そこは覚えておくといいです。

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