空回りは「車輪や機関などが本来の働きをしないで無駄に回転すること、物事が全然発展しない状況のこと」。
前者の意味で使うことはあまりありません。
後者の意味で使うことが多く、頑張って物事を進めようとしているのに、全く前進が見られないようなケースで使うことが多いです。
空転は「鉄道や自動車などにおいて、車輪が1回転しても車両が車輪の1周分の距離を進まなくなること」。
正常な走りができなくなるケースで使われる言葉です。
「空回り」の意味
空回りとは、車輪や機関などが本来の働きをしないで無駄に回転すること、物事が全然発展しない状況のことです。
前者の意味で使用されるケースはあまり多くなく、たいていは後者の意味になるでしょう。
頑張っているのに、努力はちゃんとしているのになかなか前に進まない、状況が変わらない、そんなもどかしい感覚を覚えるシーンにて使用することが多いと言えます。
行動に結果が伴わないという意味になるのです。
「空転」の意味
空転とは、鉄道や自動車などにおいて、車輪が1回転しても車両が車輪の1周分の距離を進まなくなることです。
思ったような進み方をしない、適切な操縦ができないと感じたときに使う言葉ですが、こういった言葉を使う人たちは世の中で限られている状況です。
意味は空回りに似ている部分もありますが、実際に使う機会はなかなかないでしょう。
「空回り」と「空転」の用法や用例
「今回は完全にやる気だけが先行して、空回りといった感じだったな。
やる気はむちゃくちゃあって、実際にそれなりに頑張ったとは思うものの、得られた成果は非常に微妙だったと思う。」
「この車両は最近空転がかなり目立つ気がする。
どこか異常があるかもしれない。
今度じっくりと点検をした方がいいんじゃないかと思うんだよな。」
空回りと空転は使用頻度に大きな違いがある
空回りと空転はどちらも車両などの走行において異常が発生していると言えるシーンで使える意味があります。
だから、意味における共通点はちゃんと存在するわけです。
でも、空回りには別の意味もあって、こちらは日常生活でそこそこ使う可能性があるものです。
だから、空回りと空転は使用頻度に関して大きな違いがあると言えます。