内科は「薬物による治療を行なう診療科のこと」。

「薬物療法」と言い換えると分かりやすい。

総合内科は「内科を総合的に判断する診療科のこと」。

「総合的」と言い換えると分かりやすい。

「内科」を掲げている医院やクリニックは多くありますし、総合病院では必ず設置されています。

「総合内科」は余り聞きなれない言葉ですが、患者のことを全体的、総合的に見る診療科のことです。

「内科」は一番多い診療科

「内科」は「外科」と対比される言葉になります。

「外科」が手術による治療を行なうに対し、「内科」は薬物治療を専らとします。

消化器内科、呼吸器内科、循環器内科など「内科」でも専門性が出ます。

「内科」を掲げているクリニックでも医師は専門分野を持っていることが多いのです。

「あのクリニックの先生は消化器が専門らしいよ」と使います。

「総合内科」は大きく患者を捉える

「総合内科」は専門にこだわることをせず、患者の様子を良く観察して総合的な判断を行なう診療科になります。

患者にとっては、どこを受診すれば良いのかと言う判断をしなくても良いという利点があります。

総合的な判断により、誤診の可能性が低くなるという利点も医師にはあります。

分からない場合は「総合内科」を受診すれば良いということにもなります。

「総合内科」は「内科」などの窓口

「総合内科」は専門性が強い「内科」の窓口となるものです。

患者は基礎疾患を持つ高齢者が多く、症状だけで判断することは危険なこともあります。

総合的に患者のことを考えませんと誤る場合も出て来るのです。

患者の症状は様々で、どんな病気が潜んでいるのか分かりませんから、あらゆる病気の可能性を考える診療科が必要になるのです。

「内科」と「総合内科」とは

「内科」は外科と対峙するもので、薬物治療を行なう診療科です。

消化器や呼吸器、循環器などの専門医が務めます。

街の医院やクリニックでも専門性を持つ内科医が開業することが多いのです。

「総合内科」は病院などにあり、内科の病気を総合的多角的に考えて診断を行い、専門医に引き継ぐことをします。

患者の自己判断や専門医師の誤診を防止する利点があります。

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