せせこましいは「場所が狭くてひどく窮屈な感じであること、気持ちにゆとりが感じられないこと」。
あまり頻繁に使われる言葉ではありませんが、たまに見聞きする言葉と言えます。
どちらかと言えば、後者の意味の方が有名です。
手狭は「特定のスペースが暮らすためにはやや狭いと感じられる状況であること」。
たいていは家などを対象にしますけど、暮らす目的として使用するには小さいと感じるときに使います。
「せせこましい」の意味
せせこましいとは、場所が狭くてひどく窮屈な感じであること、気持ちにゆとりが感じられないことです。
場所が狭いという物理的な意味で使うこともあれば、窮屈な感じがするという精神的な意味で使うこともある言葉です。
したがって、両方の意味をそれぞれ覚えておく必要があるでしょう。
でも、せせこましいという表現自体はあまり有名とは言えませんが。
「手狭」の意味
手狭とは、特定のスペースが暮らすためにはやや狭いと感じられる状況であることです。
基本的には家などに対して使っていく言葉と言え、そこで暮らすにはちょっと狭いと感じるようなときに使用していきます。
したがって、手狭については物理的に狭いと感じるような意味が存在しており、その点において、せせこましいと同じような意味で使うことができると言えるのです。
「せせこましい」と「手狭」の用法や用例
「今回の仕事は非常にせせこましい感覚になってくるな。
納期が非常に厳しいから、毎日必死で進めていかないといけない。
ゆとりを感じることは全くできないだろう。」
「この家は家族3人で済むにはちょっと手狭かもしれない。
でも、駅からすごい近くて、周辺には便利なお店が多いんだ。
だから、スペース以外の魅力は非常に大きいと言える。」
せせこましいと手狭はスペース的に狭いという意味で使える言葉
せせこましいと手狭はともにスペースが狭い、物理的に窮屈であるという意味で使える言葉です。
だから、両者は同じようなシーンで使用することが可能です。
でも、せせこましいには、精神的にゆとりが持てない、落ち着かないといった意味もあるので、そこは手狭との大きな違いになりますし、見分けるポイントになると評価できます。