裏読みは「表の意味から裏の隠れた意味を推理すること」。
「推理」と言い換えると分かりやすい。
勘繰りは「表の意味から裏の意味を邪推すること」。
「邪推」と言い換えると分かりやすい。
「裏読み」は表の意味から推定できる意味を考えることです。
「勘繰り」は表の意味から裏の意味を悪く考えることで、邪推することです。
「裏読み」は推理のこと
「裏読み」は表の意味から隠れている本当の意味を推理することです。
「こんな時間に出かけたら遅刻するよ」と言う表の意味からは「もっと早く出かけなさい」と言う裏の意味を感じとることです。
直接的に言わないで、間接的に言うことで言いにくいことを分からせるということを「裏読み」させると言います。
暗に匂わせることになります。
「勘繰り」は邪推のこと
「勘繰り」は「裏読み」を意図的に悪く解釈することです。
表の意味を素直に話しても、本当はそうではないのだろうと邪推して「裏読み」することです。
「下司の勘繰り」と言う言葉もあり、「勘繰り」は褒められた行為ではないのです。
日頃信用がない夫が「会社の出張で京都に行く」と言っても妻は「本当は京都へ浮気旅行ではないか」と邪推してしまいます。
「裏読み」は「推理」、「勘繰り」は「邪推」のこと
「裏読み」は裏に隠れた本当の意味を考えることです。
分かりやすいこともあれば、何を言いたいのか分からない場合もあります。
素直な「裏読み」なら良いのですが、ともすると「邪推」して「勘繰り」となります。
「メリットばかり強調することは逆にデメリットを隠しているのではと勘繰ってしまう」「いやに乾燥した天気が続きますね」は「たまにはお湿りが欲しいですね」と言う「裏読み」をしてもらいたいのです。
「裏読み」と「勘繰り」とは
「裏読み」は思いの意味から裏の意味を考えることです。
相手は本当に言いたいことを裏で言っていることがあります。
「裏読み」は表の意味から推理して本当に言いたいことを考える行為です。
「勘繰り」は表の意味を真に受けずに、「裏読み」をして邪推してしまうことです。
「そうはいっても本当は違うんじゃないの」と言うことです。