大津市は「滋賀県の県庁所在地のこと」。
「琵琶湖入口」と言い換えると分かりやすい。
津市は「三重県の県庁所在地のこと」。
「伊勢湾」と言い換えると分かりやすい。
「大津市」は琵琶湖の港であり「津市」は伊勢湾の港と言うことです。
近畿地方の県庁所在地で二か所も「津」を使う都市があるのです。
「大津市」は「近江大津宮」が置かれていた日本の都と言う歴史があります。
「大津市」はかつての都
「大津市」はかつての都として栄えたことがあります。
飛鳥時代の667年に天智天皇が「近江大津宮」と定め、都として平城京遷都まで続きます。
琵琶湖の玄関口に位置し、比叡山延暦寺や石山寺などもあり戦国時代にもたびたび登場しました。
明治5年に滋賀県の成立とともに県庁所在地となり、市に昇格したのは明治31年になります。
「津市」は三重県の県庁所在地
「津市」は三重県の県庁所在地です。
伊勢湾に面し古くから港として栄えました。
江戸期は伊勢参りの宿場町として栄え、明治になり県庁所在地となりました。
編入を繰り返し大きくなっても平成の大合併までは全国最小の県庁所在地と言われていました。
災害に度々見舞われ、古くからの港は1498年の明応地震で壊滅し、戦争による大空襲や伊勢湾台風にも見舞われています。
「大津市」と「津市」は県庁所在地として似た名前
「大津市」も「津市」も県庁所在地です。
どちらにも「津」の言葉があり、似た者同士なのです。
距離もそれほど遠くではなく、滋賀県と三重県ですから関西地方なのです。
「津」は「港」の意味ですから、どちらも港として栄えた歴史を持っています。
「大津市」は琵琶湖の港として栄え、「津市」は伊勢湾の港として栄えました。
「大津市」と「津市」とは
「大津市」は歴史的に飛鳥時代に「近江大津宮」が置かれたことがあり、戦国時代の舞台ともなった場所です。
比叡山延暦寺や石山寺などがあり、琵琶湖の玄関口に位置します。
明治に滋賀県が誕生すると県庁所在地となりました。
市になったのも明治時代のことです。
「津市」は三重県の県庁所在地です。
一番小さな県庁所在地として有名でした。