不可欠は「必要で欠かすことが出来ないこと」。

「必要」と言い換えると分かりやすい。

不可分は「分けることが出来ないこと」。

「単体」と言い換えると分かりやすい。

「不可欠」は必ず必要となること、欠かすことが出来ないことなどを言います。

例えば目覚まし時計のことを考えると、「不可欠」なものは電池・文字盤、針、ベル、動力装置などの部品になります。

ある部品が無いと用を足さないものには、すべて不可欠なものがあるのです。

「不可分」なものは単体のもので例えば半分に出来ないもの、分割すると元の性質が無くなってしまうものなどのことです。

「不可欠」は必要なこと

「不可欠」は、それが無いと成り立たないことです。

例えば、何かを作るにあたり、道具や材料などが「不可欠」のものになります。

スポーツでの道具類、調理での包丁や鍋など、ネット検索ではスマホやパソコンが「不可欠」なものになります。

必要なもの、必需品、必須なこと、セットになっているものなど、どうしても使うもののことです。

「不可分」は切り離すことが出来ないこと

「不可分」は「必要・必須・不可欠」のものを言い、切り離すと元の用途や性質が損なわれるものを言います。

組み立てられているもの、全体で一つのものを形成しているものなどは切り離せませんから「不可分」なものになります。

また、「不可分所得」と言う言葉がありますが、「税金・社会保険料、光熱費・家賃」などのことで、自由に使えないお金のことを言います。

「不可欠」と「不可分」はほぼ同じ意味

「不可欠」なものを考えると、「不可分」なものと重なることが分かります。

どちらも必要・必須なものなのです。

「欠」と「分」の違いですが、「欠けてしまう」「分けてしまう」と、物事が成立しないことになります。

「必要・不可欠なもの」「健康にはビタミンも不可欠な栄養素だ」「不可分所得」「組み上がった機械は不可分なもの」などと使います。

「不可欠」と「不可分」とは

「不可欠」は「欠くべからざる」ことやもの、「必要」なことやもののことを言います。

それが欠けてしまうと用をなさないこと、「不可欠な存在は、失ってから分かるものだ」「世の中には不可欠なものや人、事柄が多くある」。

「不可分」は「切り離せないもの、切り離すと本来の性能や性質が失われてしまうもの」などを言います。

「ビタミンと健康は不可分な関係だ」「税金は不可分所得です」などと使います。

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