「排他的」と「閉鎖的」の違い・意味と使い方・由来や例文

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排他的は「特定の価値観以外を一切認めようとしない姿勢のこと」。

自分にとって都合の悪い存在を排除しようとする考え方を指しています。

基本的には批判的な言い方をするときに使われる言葉です。

閉鎖的は「特定の仲間内だけで関係を維持しようとすること」。

つまり、仲間以外の存在、外部の人間などに関して不寛容である光景で使われる言葉です。

こちらも批判的な言い方をする際に使われます。

「排他的」の意味

排他的とは、特定の価値観以外を一切認めようとしない姿勢のことです。

固定された価値観にこだわり、その特定の価値観こそが正しいと信じているがために、それ以外の考え方などに対して寛容ではない、排除しようとする状況において使っていきます。

ただ、実際はそこまで頻繁に使用する言葉ではないので、見聞きする機会は少ないと言えます。

「閉鎖的」の意味

閉鎖的とは、特定の仲間内だけで関係を維持しようとすることです。

特定の人間関係にこだわり、新しく入ってこようとする人たちを排除しようとする、よそ者を受け入れようとしない状況において使われる言葉です。

排他的が価値観であったのに対して、閉鎖的は人間関係に対して使われることが多く、そこに特徴があると評価できます。

「排他的」と「閉鎖的」の用法や用例

「あの人はどうも排他的だな。

新しい考え方を認めようとしない。

ああいう人が古い人間って言われるんだろうか。

時代は変わるんだから、その時代に合った考え方を身に付けないとな。」

「閉鎖的な村というのは今でもあるんだろう。

元々村にいた人間以外は一切かかわろうとしないケースは、珍しいとしてもゼロではないと思うんだよね。」

排他的と閉鎖的は違いが明確

排他的と閉鎖的に関しては、どちらも特定のもの以外認めようとしない、受け付けない状況を表した言葉です。

しかし、排他的は主に価値観や考え方に対して使い、閉鎖的は主に人間関係に対して使っていくので、そういった部分で違いがあると言えるでしょう。

したがって、似た言葉ではありますけど、両者は違いが割と明確であると評価できるのです。

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