「損壊」と「破損」と「損傷」の違い・意味と使い方・由来や例文

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「損壊」は、損なわれ壊すことです。

英語では「damage」で表されます。

「damage」は、加えられたことによる「損害」を意味します。

「loss」は、失うことによる「損害」「損失」を意味します
「器物毀損(損壊)」は「a charge of damaging property」です。

「破損」は、やぶれ損ずることです。

壊れ傷むことです。

英語では「damage」「be broken」で表されます。

「台風での家屋の破損は大きかった」は「The typhoon caused heavy damage to houses.」です。

「爆風でガラスが何枚も破損した」は「Many windowpanes were broken by blast.」です。

「損傷」は、損ない傷つけることです。

英語では「damage」で表されます。

「トラックがぶつかって門はひどい損傷だった」は「A truck hit the gate and damaged it badly.」です。

「損壊」の意味

「損壊」は、損なわれ壊すことです。

また、損ない壊れることです。

以下のように使います。

台風で家屋が損壊する 道路の損壊がひどい
地震で町ごと損壊した 器物損壊罪

<損・壊の漢字>
「損」
字義は「へる・へらす」「そこなう」「へりくだる」「易の六十四卦の一つ」です。

解字では、「手+隕」で構成されます。

「隕・いん」の部分は「おちる」を表します。

これにより「手で落とす」を表し、「へらす・そこなう」を意味します。

「壊」
字義は「やぶれる・こわれる」「やぶる・こわす」です。

解字では、「土+?」で構成されます。

「?・かい」の部分は「毀・き」に通じ、「つぶれる」を表します。

これにより「つちをつぶす・くずす」を表し、「やぶる・こわす」を意味します。

「破損」の意味

「破損」は、やぶれ損ずることです。

壊れ傷むことです。

壊していためることです。

以下のように使います。

台風で屋根が破損する 土砂崩れで破損した自動車
破損をつくろう

<破の漢字>
字義は「やぶる・やぶれる」「やぶれ」「楽曲の名前」「強意の助字」です。

解字では、「石+皮」で構成されます。

「皮」の部分は「波」に通じ、「波」を表します。

これにより「波により石が砕けるさま」を表し、「やぶれる」を意味します。

「損傷」の意味

「損傷」は、損ない傷つけることです。

損なわれ傷つけられることです。

以下のように使います。

人体に損傷を与えるほどの暴力 機体に損傷を受ける

<関連語>
「潰える・ついえる」は、崩れ壊れることです。

主に、希望・夢・計画・敵に対する守りなどに使います。

「希望が潰える」「味方はあえなく潰えた」のように使います。

「傷む」は、物体が損なわれることです。

また、食べ物が腐ることをいいます。

「煙害でアンテナが傷む」「バナナが傷んでいる」のように使います。

「損壊」は 損なわれ壊すこと、「破損」は やぶれ損ずること、また壊れ傷むこと、「損傷」は、 損ない傷つけることです。

「損壊」「破損」「損傷」は、類語です。

「潰える・ついえる」「傷む」は、これらの言葉の関連語です。

共通する意味は「物が壊れること」です。

「損壊」は、何らかの害を受けて、その結果、その物体のほぼ全体が壊れることをいいます。

一方、「破損」は、物体が部分的に壊れることをいいます。

「損傷」は、対象が他人の体や生命体にも及ぶという点で「破損」とは異なります。

また、「破損」は、「破れること」「壊れること」をいいますが、多くの場合、「損傷」はもっと軽い外側の傷をいいます。

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