「こき下ろす」と「いびり倒す」の違い・意味と使い方・由来や例文

こき下ろすは「激しい悪口を言う、罵詈雑言を浴びせること」。

つまり、対象となる人に対してかなりきつい口調で罵るようなシーンで使っていく言葉です。

いびり倒すは「陰湿なまでにいじめること」。

対象となる人に対してそういった行為をする際に使われる言葉です。

いびり散らすという言い方をする場合もありますから、そちらも覚えておきましょう。

「こき下ろす」の意味

こき下ろすとは、激しい悪口を言う、罵詈雑言を浴びせることです。

特定の人に対してそういったことをするときに使われる言葉です。

したがって、意味としてはいじめと言われるような内容となっており、わざわざこき下ろすという表現を使う機会はあまり多くありません。

しかし、いじめの中でも割と激しい悪口を言うときには使用されることがあります。

いびり倒すとは、陰湿なまでにいじめることです。

こちらもいじめと言えるような行為をさしており、意味はこき下ろすとそこまで変わりません。

したがって、同じような場面で使うことができるでしょう。

ただ、いびり倒すの方がより漠然とした意味となっていますから、こちらの方がより幅広く使用できると言えるため、そこはポイントと評価できるでしょう。

「あの人は新入社員をこき下ろしまくってるな。

そういった行為を通じてストレス解消でもしているみたいで、あまり気分はよくないが。

でも、新入社員としては先輩に歯向かうこともできないから大変だよね。」

「ターゲットになってしまった子はクラスの一部の子たちから日々いびり倒される状況となっている。

あれは本当に可哀想だわ。」

こき下ろすといびり倒すはともにいじめに該当する行為を指しています。

したがって、そういう意味では似たような側面を持っていると言えるのです。

ただ、両方ともいじめという言葉の方が有名であるため、わざわざこういった用語を使う機会は多くありません。

だから、そこまで頻繁に見聞きする表現とは言えない点は知っておく必要があります。