鐘は「金属製で叩いたり舌で鳴らしたりするもののこと。」
「ベル」と言い換えると分かりやすい。
釣鐘は「青銅製で叩いて音を出すもののこと」。
「梵鐘」「半鐘」と言い換えると分かりやすい。
「鐘」は外来のものが多く、キリスト教会などに設置されているものが代表的なものになります。
他には手で持ち鳴らすハンドベルやカウベル、カリオンなどがあります。
「釣鐘」はお寺にある梵鐘のことを普通言います。
「鐘」は舌があるもの
「鐘」は普通、舌(ぜつ)と呼ばれるものが内部にぶら下がっていて、それにヒモを付けて下の方で揺らして鳴らします。
ハンドベルは手で振りかざして鳴らすものです。
昔の小学校の用務員が時間を知らせるために使っていました。
日本の梵鐘に相当するキリスト教会の鐘は大教会では「ガランガラン」、小さな教会では「キンコン」などの音がします。
「釣鐘」は梵鐘のこと
「釣鐘」はお寺の梵鐘が代表的です。
鐘楼に吊り下げられていて、ヒモで水平に吊るした撞木と言うもので突いて音を鳴らすことをします。
通常青銅で鋳造して作り、音は「ボーン」「ゴーン」「コーン」などとなります。
また、釣り合わない喩えで「提灯に釣鐘」と使い、歌舞伎の「娘道成寺」には大きな釣鐘が舞台に登場します。
日本には大晦日には除夜の鐘の習わしもあります。
「鐘」も「釣鐘」も音を出す道具
「鐘」は音で何らかの知らせを伝えるものですが、例えば、「釣鐘」は江戸時代には時間・時を知らせていました。
また、「鐘」は日曜日の朝、教会に参列するようにと鳴らし、時計台の「鐘」は「梵鐘」と同様に時間になると鳴らすものです。
火の見やぐらの半鐘は火事を知らせ「カンカン」となります。
消防自動車には今でも半鐘の小さなものが付いて「カンカン」と鳴らしています。
電車の鐘は「チンチン」となります。
「鐘」と「釣鐘」とは
「鐘」は西洋由来のもので、キリスト教会の鐘やハンドベル、カウベル、カリオンなどに使われています。
音も「ガランガラン・キンコン・カランカラン」など様々です。
「釣鐘」は梵鐘が代表的になり、寺の鐘楼に下がっています。
音は「ボーンボーン・ゴーンゴーン・コーンコーン」などとします。
他に半鐘や消防車・電車などの鐘などもあります。
これらは音で何等かの知らせを伝える役割を持っています。