ぺこぺこは「お腹が空いている様子のこと、あるいは謝る様子のこと。」
「空腹」と言い換えると分かりやすい。
ペコペコは「柔らかく薄い金属を押すと出る音のこと」。
「オノマトペ」と言い換えると分かりやすい。
「ぺこぺこ」とひらがなで表記する時は、空腹の様子を言う場合と平謝りをしている場合とがあります。
アクセントは特になく、高低を付けずに発音します。
「ぺこぺこ」は空腹のこと
「ぺこぺこ」は「お腹がぺこぺこだ」と使い、食欲が起きた状態を言います。
オノマトペの一つで、アルミ缶などを押すとなる音から来ている言葉になります。
いかにもお腹が空いているかがよく分かる言葉です。
また、平身低頭頭を下げて謝る様子も「ぺこぺこ」お辞儀をしている様子が頭を押すと音がするイメージで「ぺこぺこ」と言ったものかも知れません。
「ペコペコ」は音
「ペコペコ」はアルミ缶や薄いベニヤ板を押すとする音を表しています。
本物の音に近いオノマトペで、表記は普通カタカナを使います、アクセントは最初の「ぺ」を高く発音し、「コペコ」は平らに発音します。
「フローリングの床が経年劣化で歩くとペコペコするため張替えた」「ビールのアルミ缶はオスとペコペコと言う音がする」と使います。
「ぺこぺこ」も「ペコペコ」も同じこと
「ぺこぺこ」は「ペコペコ」から転じた言葉に感じます。
「ペコペコ」と言う音は押と鳴るものですから、「お腹」や「頭」を押すと「ペコペコ」と言う音が聞こえるように思われるのです。
「空腹でお腹がへこみペコペコと音がするようだ」が「ぺこぺこになる」となり、「謝っている様子が頭を押されてペコペコと言う音がするようだ」が「ぺこぺこする」になったものと思われます。
「ぺこぺこ」と「ペコペコ」とは
「ぺこぺこ」は「お腹が空いていること」や「謝っている様子のこと」を言いますが、「ペコペコ」と言う音から来た言葉になります。
アルミ缶や薄いベニヤは指で押すと「ペコペコ」と言う音がしますから、お腹のへこんだ様子や頭を何度も下げている様子が「ペコペコ」と言う音をイメージしているのかも知れません。
音を「ペコペコ」とカタカナで表し、「空腹や謝罪」は「ぺこぺこ」とひらがなで表すのです。