ごり押しは「無理にでも自分の希望を通そうとすること」。

通常であれば厳しい状況であるにもかかわらず、無理矢理希望を通そうとするシーンで使います。

結果的にそれが通るか、通らないかは特に関係ありません。

無理強いは「他人に無理に何らかの頼みを押し付けること」。

相手は拒否したいと思っているのに、無理に特定の依頼などを押し付けようとする行為に対して使われます。

「ごり押し」の意味

ごり押しとは、無理にでも自分の希望を通そうとすることです。

本来なら通らないと思われることに関して、無理にでも通そうとすること、力づくでも自分の希望を実現しようとする状況を指しています。

ただ、暴力などを用いるということはせず、あくまでも言葉によって無理を実現させようとする点が特徴なので、そこはポイントです。

「無理強い」の意味

無理強いとは、他人に無理に何らかの頼みを押し付けることです。

無理であることをなんとか他人にやらせようとするという意味があります。

他人からすれば、その頼みを聞き入れる義務はありませんけど、その状況でなんとかその頼みを聞いてもらおうと考えたときに、実際に無理強いに当たるような行動をとっていくことになるのです。

「ごり押し」と「無理強い」の用法や用例

「このままだとこの商品を買ってもらえる可能性は低そうだが、この人は気弱な感じだから、ごり押しをすればなんとかなるんじゃないかな。

断りづらい性格の人間は最終的に買わせることが可能だ。」

「なんで俺がそんなことをしないといけないんだよ。

無理強いはやめろよ。

俺たちにそんなことをする義務はないんだから、自分だけでやればいいじゃないか。」

ごり押しと無理強いは意味が似ている言葉

ごり押しと無理強いは、相手にその気がないのに、こちらの希望通りの行動を指せようとすること、無理を通そうとすることです。

そういう意味ではちょっと似ている言葉と評価できます。

言葉のニュアンスとしては全く同じではありませんが、かなり似ている言葉と言えるため、区別をして使っていくのは難しいと感じられるでしょう。

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