朗君は「身分が高い若い男性を敬って使う言葉のこと」。
本当に限られた一部の人物にしか使うことができませんから、あまり馴染みを感じられる言葉ではありません。
日常生活で見聞きする機会はほぼないでしょう。
老君は「家督を譲って隠居した主人のこと」。
家督を別の人物に譲り、別の場所に移り住んだと言えるケースで使っていく言葉です。
したがって、使用される場面がかなり限られるため、日常生活ではほとんど聞かれません。
「朗君」の意味
朗君とは、身分が高い若い男性を敬って使う言葉のことです。
身分が高いと言える男性に対してのみ使うので、使用できる場面はかなり限られます。
また、身分が高いというのは、具体的にどういった存在を指すのか?は不明なため、どういう人に対して使うべきかはその都度、各自の主観によって決まるという言い方になるでしょう。
「老君」の意味
老君とは、家督を譲って隠居した主人のことです。
家督をすでに譲って、別の場所に移り住んでいるような生活をしている人に対して使います。
このような条件に当てはまる人に関しては、実際なかなかいないでしょう。
したがって、老君という言葉を実際に使用する機会はなかなかないと言えますし、馴染みは感じづらいと評価できます。
「朗君」と「老君」の用法や用例
「あの人は非常に有名な財閥のお坊ちゃんだ。
朗君と呼ぶにふさわしい人物と言えるだろう。
生まれた時点で、相当恵まれた状況だったわけだから、そこは羨ましいよな。」
「隠居をする人も世の中にはいるけど、その中ですでに家督を他人に譲っている人を老君と呼ぶ。
あまり馴染みがない存在かもしれないけど、世の中にはそういった人もいるんだ。」
朗君と老君はまるで意味が違う
朗君と老君に関しては、読み方は一緒ですけど、意味は全く違います。
朗君は身分が高い人に対して使う言葉ですけど、老君は家督を譲っていて、隠居している人に対して使うので、区別は容易だと言えるはずです。
そして、朗君はたまに使うことはできると思われますが、老君については滅多に使わない言葉なので、そこも違いになります。