師匠は「特定の学問や技術などを教える側の人間のこと」。
特別な資格を持っている必要はありませんが、教える側と師弟関係になるようなケースで使っていきます。
この場合、教わる側は弟子と表現されます。
総帥は「組織を指揮する人間のこと」。
特定の大きな組織におけるトップであり、他のいろいろな人間に対して教える立場にもあると言えます。
「師匠」の意味
師匠とは、特定の学問や技術などを教える側の人間のことです。
基本的には自分が知っている学問や持っている技術を他の人間に伝えていくという役割がありますが、教える側と師弟関係となっているケースで特に使う言葉と言えるでしょう。
教わる側が教える側を師と仰ぐようなケースで使用するため、師匠という表現を使う機会はあまり多くありません。
「総帥」の意味
総帥とは、組織を指揮する人間のことです。
何らかの組織のトップであることが多く、他の人間に対して指揮命令をする立場であると言えます。
しかし、総帥の役割はそういったものだけではなく、自らの経験や技術などを伝えていく立場でもあるので、師匠と同じような役割を担っている面もあるのです。
総帥は多様な仕事を担っているわけです。
「師匠」と「総帥」の用法や用例
「私にとっての師匠は非常に大きな存在だ。
柔道でオリンピックに出られる前に腕を上げることができたのは、何よりも丁寧に指導をしてくれた師匠の存在が大きい。」
「組織にとって総帥の存在は絶対だ。
指導する立場にあるときも、指揮命令する立場にあるときも、総帥の意見に関しては絶対に逆らうことができないと言えるだろう。」
師匠と総帥は同じような役割を担っている
師匠と総帥に関しては同じような役割を担っている面を見出すことができます。
どちらも自分が持っている技術などを教えていく、伝えていく立場にあるわけですから。
しかし、総帥の場合には組織のトップとして、指揮命令する役割もあります。
そこは師匠との違いと言えるため、両者は普通に区別していくことが可能と言えるでしょう。