「貯金」は、金銭を銀行などの金融機関に預けることです。

英語では「a deposit」で表されます。

「毎月2万円ずつ銀行に預金している」は

「Every month I make a deposit of twenty thousand yen in the bank.」です。

「預金残高」は「one’s bank balance」です。

「預金利子」は「interest on one’s deposit」です。

「預託」は、金銭や物品を一時あずけて運用を任せることです。

英語では「deposit money in the bank」で表されます。

「預託金」は「money on deposit 」「a deposit」です。

「貯金」の意味

「貯金」は、金銭を銀行などの金融機関に預けることです。

その金銭を指します。

当座預金・普通預金・通知預金・定期預金などの種類があります。

以下のように使います。

銀行に預金する 預金を引き出す

定期預金 預金通帳

<預金貨幣>

「預金通貨」「振替貨幣」ともいいます。

通貨と同じように支払い手段としての機能を果たします。

日本の当座預金がこれにあたります。

銀行の当座預金の口座を持っている者は、現金と同様に小切手を振り出して支払いをすますことができます。

「預託」の意味

「預託」は、以下のような意味です。

①金銭や物品を一時あずけて運用を任せることです。

「寄託」とも書きます。

②政府や日本銀行の金を普通金融機関に預け入れることをいいます。

以下のように使います。

株券を預託する 預託商法 預託証券

貴金属の預託を依頼する

<預託証券>

企業が自国以外の市場で、株式の代わりに流通させる証券を預託証券といいます。

日本企業による預託証券では、米国市場で発行するADR(米預託証券 )が最も一般的です。

ニューヨーク証券取引所に上場している企業は、ADRを活用しています。

一方、主に、欧州市場で流通させるものをグローバル預託証券と呼びます。

<預・託の漢字>

「預」

字義は「あらかじめ」「あずかる」「あずける」「やすんずる・楽しむ」です。

解字では、「頁+予」で構成されます。

「予」の部分は「伸びやか」を表します。

これにより「顔がのびやかになる・安んずる」を意味します。

転じて、「ゆとりをもって、あらかじめする」を意味します。

「頁・けつ」の漢字の字義は「かしら・こうべ」「首筋・うなじ」です。

解字では、象形です。

人の頭部を強調した形にかたどり「かしら」を意味します。

「託」

字義は「よる・たよる」「ことづける」「寄せる」「ゆだねる」「かこつける・ことよせる」です。

解字では、「言+?」で構成されます。

「?・たく」の部分は「屋内などに身を寄せる人」の象形です。

これにより、「他の事実にことよせて言う、かこつ」や「ゆだねる」を意味します。

「貯金」は 金銭を銀行などの金融機関に預けること、「預託」は、 金銭や物品を一時あずけて運用を任せることです。

「貯金」「預託」は、類語です。

「貯金」は、これらの言葉の関連語です。

共通する意味は「金銭を金融機関にあずけること」です。

「貯金」は、金銭を銀行に預ける場合に用います。

「預託」は、金銭だけでなく、物品を一時あずける場合にも用います。

※郵便局・農業協同組合などに金銭を預けることは「貯金」といいます。

徳田秋声の「新世帯」に「保険もつければ、別に毎月の貯金もしてきた」とあります。

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