八百長は「前もって勝ち負けを話し合うこと、決めておくこと。」

「談合試合」と言い換えると分かりやすい。

出来レースは「話し合いで結果が決まっているレースのこと」。

「茶番劇」と言い換えると分かりやすい。

どちらにしても、結果より結論が先になることです。

つまり、前もって関係者が話し合い結論を出しておき、それに合う様に結果を出すことです。

「八百長」は八百屋の長兵衛のこと
「八百長」の語源は「大相撲の年寄りを相手に碁を打つ八百屋の長兵衛が勝ち負けを事前に決めていたこと」によります。

つまり、一方的な結果にならないようにバランスを取っていたということです。

現在でも「八百長」は存在し、「無気力相撲」「談合競馬」が問題となります。

「八百長」は当事者間の思惑と利害が一致した時に秘密裏に行われます。

「出来レース」は「初めに結論ありき」のこと
「出来レース」も「八百長」です。

前もって話し合い結論を出しておいて、レースに臨むことですから、レースそのものは下手な芝居・茶番劇になります。

国会でも法案審議では成立が分かっているのに、野党の意見を一応聞くという出来レースと言えることをしているのです。

多数決であれば思い通りのことが出来ますから、「初めに結論ありき」になり易いと言えます。

「八百長」も「出来レース」も同じ
「八百長」も「出来レース」も事前に話し合いがもたれている訳で、話し合いの結果を本番の結果になるようにすることですから、同じと言えます。

業者間の談合も「八百長」で入札は「出来レース」と言えます。

入札で落札する業者を決めておき、入札価格を操作してその業者に落札させるものです。

談合はひそかに行われるため発覚しにくい習慣です。

「八百長」と「出来レース」

「八百長」は事前に勝ち負けを調整しておくことで、決着は既に話し合われた内容に沿うものにするのです。

競馬の場合は騎手同士の談合があり、レースは馬が走るのですが手綱裁き一つでどうにでも出来ますから、なかなか分からないものです。

レース前は騎手同士の接触が出来ない仕組みはありますが、なくなりません。

「出来レース」も「結論ありき」と批判されることがあり、国会審議などで使われる言葉です。

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