けしかけるは「特定の人間などをその気ににさせて、自分の思い通りに上手く利用すること」。
そそのかすという意味の言葉に近く、自分の望み通りの行動を特定の人間にとらせて、都合のいい状況を実現させようとしていきます。
誘い出すは「おびきだすこと、特定の行為をするように仕向けること」。
前者の意味方がやや有名ですけど、後者の意味でも使用することがあり、こちらはけしかけるに似ています。
「けしかける」の意味
けしかけるとは、特定の人間などをその気にさせて、自分の思い通りに上手く利用することです。
利用されている本人は自分が特定の人間の思い通りに動いているとは気づいていないケースも多いでしょう。
したがって、本人の知らないうちに上手く利用するという意味で使うことが多いです。
そこはポイントとして知っておくべきです。
「誘い出す」の意味
誘い出すとは、おびきだすこと、特定の行為をするように仕向けることです。
おびきだすという意味に関しては、けしかけるとはやや違いますが、特定の行為をするように仕向けるについてはけしかけるとほぼ同じ意味と評価できるでしょう。
誘い出すに関しては、2つの意味があるため、きちんと使い分ける必要があると言えるのです。
「けしかける」と「誘い出す」の用法や用例
「自分で選択した行動だと思っていても、実は誰かにけしかけられた結果であることはありえる。
この場合、自分が利用されている事実に気付くことはかなり難しいと言えるはずだ。」
「人間に対しても何らかの餌となる者を与えれば、上手く誘い出すことはできる。
本人は自分がまんまとおびきだされたとも知らずにいるのだろう。」
けしかけると誘い出すは同じ意味で使うことができる
けしかけると誘い出すについては、同じような意味の言葉として使用することができます。
誘い出すについては、おびきだすという意味もありますけど、けしかけるのように上手く利用する、都合のいい行動をとるように仕向けるという意味があります。
したがって、共通している部分もあるということで、両者は一緒の場面で使用可能なケースがあるのです。