照会は「特定の内容に関して問い合わせて確認をすること」。
誰かを、何かを頼って特定の事実について確かめるようなときに照会を使います。
照会という言葉をあえて使う機会はあまり多くありませんが。
諮問は「特定の事柄について、有識者に尋ねて見解を求めること」。
確かめるとはちょっと違いますけど、有識者に問い合わせをして、意見を求めるという意味の言葉です。
あまり聞く機会は多くないです。
「照会」の意味
照会とは、特定の内容に関して問い合わせて確認することです。
誰かを頼ったうえで、特定の事柄について確認をするという意味になります。
確認という言葉で代用ができますが、照会という言葉をあえて使うことがたびたびあります。
ただ、そんなに頻繁に使う言葉ではないため、実際に見聞きするシーンは多くないと言えるでしょう。
「諮問」の意味
諮問とは、特定の事柄について、有識者に尋ねて見解を求めることです。
諮問の場合には有識者を対象とするので、そこで照会との違いが存在しています。
また、諮問の場合には確認をするわけではなく、意見を求めるという意味になるので、そこも違いと言えるでしょう。
ただ、特定の事柄に関しての調査をするような意味合いで使われるため、照会に似ている面もあります。
「照会」と「諮問」の用法や用例
「生活保護の受給に関して、親族の扶助に関しての照会をしてほしいと思う。
実際に受給を認めるかどうかは、それがはっきりしてからにしたいんだ。」
「今回のことは私たちだけではどうしようもない。
したがって、有識者の意見を聞くとしようじゃないか。
そういった諮問を行ったうえで、結論を出すのが望ましいと言えるのではないかな。」
照会と諮問は特定の事柄の決定に関して意味を持つ行為
照会と諮問については、特定の人間を頼ることを意味しており、ある事柄の決定において重要な意味を持っています。
ただ、照会は関係者という範囲ですが、諮問は有識者という範囲になるので、そこに違いがあります。
したがって、区別をすること自体は十分に可能でしょう。
ただ、特定の仕事をしている人以外でこういった言葉を使う機会は滅多にないです。